2022年4月27日
【エアコンの買い替え時期はいつ?】こんな症状があったら買い替え時期!

エアコンは高額商品であるため、たとえ調子が悪くなった時でも、新しいエアコンに買い替えた方が良いのか?すぐには決められいご家庭も多いことでしょう。
そこで、エアコンを買い替えた方が良いタイミングを判断するために、エアコンの寿命や寿命を迎えるサインについて、この記事で知
買い替えのサインが出てきたら、エアコンの買い替え費用を安く抑えられるお得な買い替え時期を逃さず買い替えできるので、エアコンの買い替えサインを知っておきましょう。
エアコンの寿命は10~13年
エアコンの寿命は設計上、標準使用期間は10年といわれています。
また、総務省統計局の消費動向調査において「主要耐久消費財の買替え状況(二人以上の世帯)」によると、エアコン買い替えまでの使用年数は13. 7年との報告があり、買い替えた理由の6割はエアコンの故障によるものでした。
*消費動向調査(令和3〜4年)の参考URLはこちら:https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/youten.pdf
つまり、エアコンを購入してから買い替えまでの期間は10〜13年が一般的といえるでしょう。
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずはエアコンの本体に貼ってある標準使用期間が表示されたシールをチェックすることが重要です。
標準使用期間を超えて使用している場合は、エアコンの買い替えを検討しましょう。
エアコンが寿命となるサイン
エアコンが寿命を迎えると、エアコンが動かなくなるなどの他にも、様々なトラブルが発生します。
購入してから10年以上経っているエアコンに次のようなトラブルがある場合は、エアコンが寿命を迎えており、買い替えた方が良いタイミングと言えるでしょう。
*参考URL:https://panasonic.jp/life/air/170004.html
エアコンから異音がする
エアコンから異音がする場合は、エアコン室内機の送風ファンや室外機のコンプレッサーが寿命を迎えている可能性があります。
エアコンから大きな音がするようになった場合も、同様に注意が必要です。
異音の原因がフィルターの目詰まりにである場合は、クリーニングやメンテナンスで改善することがありますが、それでも変化がない場合はエアコンの買い替えを検討しましょう。
エアコンから異臭がする
エアコンから異臭がする場合は、エアコンの熱交換器やフィルター奥にカビが発生している可能性があります。
フィルター掃除やエアコンのお掃除機能によってある程度は改善できますが、それでも異臭が続く場合はエアコンの寿命であるサインです。
熱交換器やフィルター奥は自分ではクリーニングができないため、専門業者によるクリーニングを依頼する必要があります。
エアコンの異臭は多くの場合がクリーニングによって改善しますが、クリーニングでも変化がない場合は買い替えを検討しましょう。
冷房・暖房が効かない
エアコンをつけても冷房や暖房が全く効かない場合は、エアコンの冷媒ガスの不足や冷媒ガスが漏れている可能性があります。
フィルターの目詰まりが原因であればクリーニングで改善しますが、それでも変化がない場合はエアコンの買い替えや修理が必要です。
エアコンや室内機から水が漏れている
エアコンや室内機から水が漏れている場合はエアコンの排水経路であるドレンホースが詰まっている、ドレンホース自体が折れ曲がっている可能性があります。
まずは漏れている水がドレンホースから出ているものかどうかを確認しましょう。
ドレンホースが折れ曲がっている場合は部品交換の修理修理が必要となりますが、使用年数が10年以上のエアコンの場合は部品が無いケースが多いため、買い替えが必要です。
ドレンホースが正常に機能していても水が漏れるときは、室内機の内部が結露していることが原因である可能性があります。
この場合はフィルターのクリーニングで改善します。
エアコンや室外機のパイプに霜が付いている
エアコンや室外機のパイプに霜がついている場合は、エアコンから冷媒ガスが漏れている恐れがあります。
冷媒ガスはパイプの劣化によって漏れてしまうため、専門業者による点検を依頼しましょう。
部品交換ができない場合は、エアコンの買い替えを検討した方が良いでしょう。
エアコンが操作できない
エアコンが操作できない場合は、エアコン本体やリモコンに不具合が起きている可能性があります。
エアコン本体の電源ボタンが作動するか確認する・リモコンの電池を交換してから再度試してみることが必要です。
それでもエアコンが操作できないときは、エアコンの寿命である可能性が高いと言えます。
エアコンを使うとブレーカーが落ちる
エアコンを使うと漏電ブレーカーが落ちる場合は、なるべく早めに専門業者に点検を依頼しましょう。
エアコン使用時にブレーカーが落ちる場合は、エアコン内部で漏電が発生している可能性が高いです。
また、エアコンを使うと焦げ臭いときも漏電が発生している恐れがあるため、注意しましょう。
エアコンを使うとブレーカーが落ちる・エアコンが焦げ臭いときは火災に繋がる危険もあるため、専門業者に修理してもらうまではエアコンを使用しないことが大切です。
古いエアコンの処分方法も確認しましょう
エアコンの買い替えを検討するときは、同時に古いエアコンの処分方法について把握しておくことが大切です。
というのも、エアコンは粗大ゴミには出せない家電製品です。
エアコンなどの大型家電は家電リサイクル法によって処分方法が定められており、エアコンを処分する際はリサイクル料がかかることを知っておきましょう。
古いエアコンの処分は次に挙げられる方法で行ってください。
*参考URL:https://enechange.jp/articles/air-conditioner-disposal
エアコンを買い替える家電量販店に回収を依頼する
家電量販店にはエアコンの回収義務があるため、エアコンを買い替えた際に古いエアコンの回収を依頼すると簡単に処分できます。
リサイクル料を家電量販店に支払うことで、新しいエアコンの買い替え費用の取り付けと合わせて古いエアコンの取り外しをしてくれます。
エアコンの取り外し料金はエアコンのメーカーによって違うため、事前に確認しておくと安心です。
自治体の指定取引所に持ち込む
古いエアコンの処分をしたい場合には、自分で自治体の指定取引所にエアコンを持ち込んで廃棄を依頼することができます。
指定取引所の営業時間や場所は、住んでいる自治体によって違うため、【自治体のホームページ】や【一般財団法人家電製品協会 家電リサイクルセンターのホームページ】で事前に確認しておきましょう。
古いエアコンの取り外しは行ってくれないため、専門業者に依頼するか自分で取り外す必要があります。
この場合、リサイクル料は郵便振り込みで支払います。
指定取引所に持ち込むときは古いエアコンと一緒にリサイクル券も持参しましょう。
自治体の廃棄物対策窓口に相談
古いエアコンを指定引取所に自力で持ち込めない場合は、住んでいる自治体の廃棄物対策の窓口に相談しましょう。
古いエアコンの処分を手伝ってくれる場合や、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた不用品回収業者を紹介してくれる場合があります。
リサイクル料は郵便振り込みで支払い、古いエアコンと一緒にリサイクル券を不用品回収業者に渡します。
手続き方法は住んでいる自治体や不用品回収業者によって違うため、具体的な手続きの仕方について必ず確認しておきましょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
古いエアコンは中古家電としてリサイクルショップで買い取ってもらえる場合もあります。
リサイクルショップで査定してもらった結果、正常に作動するなど一定の条件を満たしていると判断された場合は、数千~数万円で買い取ってもらえます。
古いエアコンの取り外しは、基本的には専門業者に依頼するか自分で行う必要があります。
リサイクルショップによっては取り外しも行ってくれるところもあるため、事前に確認しておきましょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう場合は、リサイクル料は必要ありません。
エアコンの「買い替え」か「修理」か迷ったら
エアコンの調子が悪いとき、エアコンを買い替えるか修理するか迷ってしまう場合があります。
そのため、エアコンを買い替えたほうがお得になる判断基準を知っておくことは重要です。
次の項目に当てはまる場合は、エアコンを修理するより買い替えたほうがお得です。
参考URL:https://enechange.jp/articles/air-conditioner-replacement
保証期間を過ぎている
保証期間中は保証書の規定によって修理をしてもらえますが、保証期間終了後は別途修理費用がかかってしまいます。
そのため、エアコン本体の保証期間を過ぎている場合は修理するより新しいエアコンに買い替えたほうがお得です。
エアコン本体の保証期間は1年ほどですが、冷却器や圧縮機などの冷媒回路の保証期間は5年ほどと言われています。
エアコンの調子が悪いときは、保証期間内であるか確認して修理費用と買い替え費用を比較しておきましょう。
補修性能部品の保有期間を過ぎている
エアコンの補修性能部品には各メーカーによって最低保有期間が定められており、最低保有期間を過ぎてしまうとエアコンが故障しても修理してもらえなくなります。
補修性能部品が保有されていないと修理ができないため、新しいエアコンに買い替えることを検討しましょう。
エアコン本体と同じく、補修性能部品の最低保有期間についても確認しておきましょう。
お得なエアコンの買い替え時期は9月以降
エアコン取り付け工事の繁忙期は冷房を使用する時期である6月〜8月です。
そのため、この時期にエアコンを買い替えると取り付け工事までに時間がかかってしまう可能性があります。
新しいエアコンの取り付け工事をスムーズに行うためには、エアコンの買い替え時期を9月以降にすることがおすすめです。
また、夏はエアコンがよく売れる季節であるため、エアコンの在庫が無くなっている可能性もあります。
せっかくエアコンを買い替えようとしても、欲しいエアコンの在庫が無くて買えないといったトラブルを避けるためにも、9月以降に買い替えを検討しましょう。
そして、エアコンは時期によって価格の変動が大きい商品でもあります。
エアコンのグレードによっても、価格が安くなる時期が違うため注意しましょう。
具体的には、ハイグレードモデルのエアコンは夏を過ぎた9月〜10月、スタンダードモデルのエアコンは人は2月〜3月に価格が安くなる傾向にあります。
そのため、買い替えたいエアコンのグレードが安くなる時期を知っておきましょう。
ちなみに、各家電量販店の決算セールは9月頃と3月頃に集中しているため、決算セールの時期を狙ってエアコンをお得な値段で買い替えるといった方法もあります。
*参考URL:https://www.seikatsu-do.com/aircon/column/air-conditioner-discount-season.php
エアコン買い替えで省エネ効果も
古いエアコンを使っている場合は、エアコンを買い替えることで高い省エネ効果が得られるといった観点でもお得になります。
一般財団法人 家電製品協会「2020年度版スマートライフおすすめBook」によると、新しい機種のエアコンは10年前のエアコンに比べて省エネ性能が約12%向上しています。
[10年前の平均と最新型の省エネタイプの比較]
期間消費電力量(kWh/年) | |
2010年 | 923 |
2020年 | 815 |
*一般財団法人 家電製品協会「2020年度版スマートライフおすすめBook」の参考URL:https://shouene-kaden2.net/recommend_book/
エアコンの省エネ性能向上により、年間電気代に換算すると約2,920円お得になると考えられています。
つまり、新しい機種のエアコンに買い替えた方が毎月の電気料金が抑えられるため、買い替え費用がかかったとしても結果的には節約に繋がるのです。
まとめ
エアコンの調子が悪いときは、まず購入してからどの位使用しているかチェックしましょう。
購入から10年以上使用しているエアコンは、修理するより買い替えたほうがお得です。
冷房を使用する夏にエアコン買い替えようとすると、新しいエアコンの値段が高いばかりか取り付け工事が混んでいるため、すぐに取り付けられない可能性があります。
お得に買い替えてスムーズに取り付けられるように、冷房を使わなくなる9月以降にエアコンの電源を何度か入れてチェックしておくと安心です。
もしエアコンの調子が悪いことに気付いたら、夏が来る前に買い替えを検討しましょう。
また、新しいエアコンに買い替える前に古いエアコンの処分方法ついても知っておきましょう。