2022年2月10日
【シャープの蓄電池は小型なのに大容量】お得なのに停電時や災害時でも安心

シャープの蓄電池は従来メーカーのものよりも小型設計で、屋外や屋内の小さなスペースも有効活用できるのが特長で、非常に人気となっています。
また、太陽光発電システムを活用すれば、電気代の安い時間帯に蓄電でき、電気代もかなりお得になります。
以下では、シャープの蓄電池の紹介に加え、クラウド蓄電池システムで電気代が安くなる仕組みについて解説していきます。
無駄なくエネルギーをためる。シャープのクラウド蓄電池システム
まずシャープの場合、蓄電池システムを導入するには、蓄電池とハイブリッドパワーコンディショナ、マルチエネルギーモニターが基本的にセットになっています。
クラウド蓄電池単体で使用する場合でも、電気代が安い夜間に電力を貯め、電気代が割高な昼間に電気を使用するようになります。
そのため、蓄電池単体でも安い時間帯を選んで電力を蓄えることができ、電気代の節約に効果的となっていますが、せっかく蓄電池を導入するのであれば、蓄電池のみでなくパワコンなど全てセットでの導入を検討しましょう。
太陽光発電設備と蓄電池、それぞれの設備が分かれている一般的な『分離型蓄電池』では、太陽光発電と蓄電池それぞれにパワーコンディショナを用意する必要があります。
しかし、シャープは『ハイブリッド型蓄電池』を採用しているため、1台のみのパワーコンディショナで制御ができます。
パワーコンディショナが1台にまとまることで、太陽光でつくられた「直流」の電力を、家庭で使用できる「交流」の電力に変換する際の「電気ロス」が低減し、効率よく電気を使えるため、電気代の節約により役立つようになっています。
シャープ蓄電池システムの種類
シャープの蓄電池は、ご家庭の消費電力や設置場所などによって3タイプから選べ、蓄電池本体は底面にネジ穴がない構造になっています。
万が一の浸水に配慮されており、地上高500mmまでの水位であれば内部に水が入りにくく故障のリスクを減らせる設計になっています。
それでは、以下に製品をまとめていますので、ご家庭の電気使用状況に合ったものを探してみましょう。
コンパクトタイプ
なるべく設置場所にスペースを使わない蓄電池がほしいという方には【JH-WB1621】がおすすめです。
従来機に比べて34%の小型設計になっているので、小さなスペースにも設置ができるようになりました。
また、シャープの特長となるハイブリッドパワーコンディショナは1台で太陽光発電と蓄電池の両方を制御できます。そのため、蓄電池とパワーコンディショナの両方を設置しても、従来よりも省スペースでの設置が可能となっています。
容量は4.2kWhで、電気使用料が標準的なご家庭に適しています。
屋外・屋内兼用の小型モデルを希望する場合はこちらの【JH-WB1621】が最適でしょう。
参考:https://corporate.jp.sharp/news/160404-a.html
ミドルタイプ
【JH-WB1921】は、しっかり蓄電できるミドルタイプです。
『家中まるごと停電対応』モデルのため、停電時にはわざわざ使用したい製品のコンセントを差し替えなくても家中の電気が、そのまま使えます。
屋外・屋内兼用タイプで、容量は6.5kWhです。
また、【JH-WB1921】は増設・後付けにも対応しています。
蓄電池を設置した後に容量アップを希望する方は、同一モデルの蓄電池を導入し、2台組み合わせることで13.0kWhへの大容量化が可能となっています。
家族が増えたり、より安心できる停電対策をしたい方におすすめです。
また、同じミドルタイプでも特定の家庭におすすめなのが【JH-WB1711】という小型設計の蓄電池です。
屋内専用となっており、寒冷地や塩害地域のような特殊な環境が想定されるため、屋内への設置が必ず求められる家庭におすすめです。
容量は【JH-WB1921】と同じ6.5kWh。
小型なのでクローゼットや階段下などのちょっとしたスペースにも設置できます。
【JH-WB1711】も増設・後付けに対応しており、大容量の電力を備えたいご家庭は同一モデルを2台接続することで、大容量の13.0kWhに増やせます。
室内設置で蓄電池の大容量化を叶えられるのは、シャープの小型蓄電池モデルならではと言えるでしょう。
参考:https://jp.sharp/e_solution/battery/newsystem/
https://jp.sharp/e_solution/battery/products/wb1711_feature.html
大容量タイプ
【JH-WB2021】は2022年現在、販売されている中では最新モデルです。
容量は9.5kWhと、シャープの蓄電池1台分としては最大容量を誇ります。
夜間の電気代が安い時間帯や、太陽光発電でつくった電力をたっぷりためられるので、電気使用量の多いご家庭や、長期停電時の備えに適していると言えるでしょう。
また、【家中まるごと停電対応】機能で、停電しても家中どこでも電気が使えます。
大容量タイプは長期停電がおきても、より長い時間電気が使用できるため、安心から非常に人気です。
こちらも蓄電池の後付けに対応しているので、蓄電池連携型パワーコンディショナ設置後おおよそ5年以内であれば蓄電池の後付けが可能です。
最後に、【JH-WB1821】はすばやく充電できる大容量モデル。
8.4kWhの大容量なので、電気をたくさん使うご家庭でも安心です。
大容量モデルであれば、家庭でつくった電力をたくさん蓄電でき、そのぶん電力の購入量を抑えられます。
これ一台で、安い電気代でたっぷり電気を使える、魅力的な生活が実現できます。
【家中まるごと停電対応】で、停電時はコンセントを差し替える必要なく、家中どこでも電気が使用可能。
参考:https://jp.sharp/e_solution/battery/lineup/index03.html#wb1821
ゆとりがほしい時はシャープの蓄電池2台接続がおすすめ
「 大容量タイプよりもさらに蓄電量にゆとりがほしい」「ミドルタイプを使っているけど、もっと容量を増やしたい」という場合には、蓄電池を2台接続する方法があります。
ミドルタイプの中で2台接続ができる機種は【JH-WB1921】と、【JH-WB1711】の2つ。
どちらもミドルタイプですが、小型のもので、かつ室内への設置を希望する方には【JH-WB1711】がおすすめです。
どちらも同じモデルの製品を2台で使用した場合に、13.0kWhの大容量化ができます。
参考:https://jp.sharp/e_solution/battery/newsystem/
屋外の蓄電池設置は簡易基礎で工期を短縮
シャープの蓄電池は短い工期で設置ができます。
簡易基礎のみで取り付けられるため、工事の工程が大幅にカットされ、安い初期費用で済みます。加えて、実際に使用するまでの時間を短縮できるのでメリットが多いと言えるでしょう。
簡易基礎はコンクリート面への設置が推奨されています。土の上にも設置は可能ですが、設置面が沈まないように、しっかりと踏み固めてから簡易基礎を設置する必要があります。
設置を希望する箇所は、必ず事前に確認しておきましょう。
参考:https://jp.sharp/e_solution/battery/index.html
太陽光発電システムと連携すれば、蓄電池はますます便利に
シャープのクラウド蓄電池は単体での使用もできますが、太陽光発電と組み合わせれば、ますます電気を有効に使えます。
家庭でつくったエネルギーをかしこく使って、毎日の電気代を安く抑えましょう。
経済性モードは売電しながら電気代を節約できる
【経済性モード】を活用することで、太陽光発電で余った電力を売電しながら家庭の電気代を節約できます。
発電量の多い日中は電気をつくり自家消費。余った分は売電。
夜間には安い電気を買電して蓄電池へためることで、電気料金を抑え家計をサポートします。
夜間にためた電力を太陽光発電量が少ない朝や夕方などに使用することで、電力会社から昼間の割高な電力の購入を減らせます。
経済性モードには「自動」設定と「時刻指定」設定があります。
自動設定にしておけば、深夜の時間帯以外で、買電中に自動放電してくれます。
時刻指定設定は、深夜の時間帯以外の買電中で、放電開始時刻を自由に設定できます。
どちらも、安い深夜電力を蓄電して昼間に使用することで、割高な電力の購入を抑える設定です。
経済モードを活用して、お得に電気を使えるのが非常に魅力的ですね。
クリーンモードで電力の自給自足を目指す
【クリーンモード】は、エネルギーの自給自足を目指し、環境に配慮したシステムです。
昼間の発電量が多い時間帯につくった電力を使用し、余った電力は蓄電します。
太陽が沈んだ後の発電量が少ない時間帯にためた電力を使うので、まさに電力の自給自足ができるモードです。
買電する量が抑えられるので「太陽光発電でつくった電力のみでまかないたい」と考える人に適していると言えるでしょう。
クリーンモードに設定していても『夜間充電あり』を選択することで、夜間の安い電力を買電し、蓄電することもできます。
日照時間が短い時期や地域でも便利に使えます。
参考:https://jp.sharp/e_solution/battery/index.html
シャープの蓄電池があれば停電時にも安心
突然おこる停電に備えて、蓄電池を購入する方も多いのではないでしょうか?
もし災害や長期停電に備える場合は、発電量の多い昼間に電力を貯める設定がおすすめ。
夜間は昼間にためた電力を使うことで、停電時でも冷蔵庫やテレビ、照明などが一定時間使えます。
4.2kWhの蓄電池が満充電であり、太陽光発電とセットで使用した場合、下記の電気機器が約3日間使用できます。
*下記の時間は1日のだいたい使用目安です。
・冷蔵庫:24時間/日
・テレビ:3時間/日
・証明:5時間/日
・スマートフォン充電:1台/日
さらに容量の多い6.5kWhの蓄電池なら、上記に加えて炊飯器が1日1回、スマートフォン充電も3台/日できるようになります。
【お家まるごと停電対応】でないモデルの場合、停電時に使用する電気機器はあらかじめ、専用配線に接続しておく必要があります。
突然おこる停電に備えて、暮らしに欠かせない家電や機器は準備しておきましょう。
参考:https://jp.sharp/e_solution/battery/index.html
シャープの蓄電池は選べる2つの保証期間
シャープの蓄電池を購入すると、機器保証が15年保証(有償)と10年保証(無償)の2つのタイプから選べます。
もちろん、蓄電池本体とその他システム機器も保証対象です。
この細やかな保証はシャープの魅力ですね。
ただし、10年保証(無償)と15年保証(有償)ともに、引き渡し日から1ヶ月以内に申し込む必要があります。
途中加入ができないため、事前にしっかりと検討して申し込みましょう。
うれしい無償の10年保証
蓄電池の購入時に「10年保証(無償)」を選んだ場合、製品お渡し日から10年間、充電可能容量の60%が無償で保証されます。
【保証対象機器】
蓄電池本体、ハイブリッドパワーコンディショナ、電力モニタ、クラウド連携エネルギーコントローラ、ケーブル、電力センサー、RPRセンサー、蓄電池用コンバータ
後付け/増設した蓄電池にも無償で10年保証
シャープ製の太陽光発電システム・蓄電池連携型パワーコンディショナを既に設置している場合に蓄電池を後付け、もしくは増設した際にも無償の10年保証を付けられます。
注意しないといけませんが、10年保証を受けるには申し込みが必要です。必ず製品引き渡し日から1ヶ月以内に手続きを行いましょう。
保証に加入するには『既設の太陽光発電システム、もくしは蓄電池システムが長期保証に加入していること。』、『蓄電池を増設する場合は、同一モデルであること。』などの条件があります。
そのため、蓄電池の後付け/増設を検討する際には、事前に確認しておくことが大切です。
有償で付けられる安心の15年保証
蓄電池を購入する際に「15年保証(有償)」を選べば、製品引き渡しから15年間、充電可能容量の50〜60%が保証されます。
【保証対象機器】
蓄電池本体、ハイブリッドパワーコンディショナ、電力モニタ、クラウド連携エネルギーコントローラ、ケーブル、電力センサー、RPRセンサー、蓄電池用コンバータ
保証料金は蓄電池の製品や容量により異なります。
コンパクトタイプ(4.2kWh)で33,000円(税込)から、大容量のミドルタイプを2台接続(6.5kWh×2)で95,700円となります。
有償ではありますが、充実したシャープの保証であれば検討するのもよさそうです。
安い保証は魅力的ですが、蓄電池は長期で使用する機器です。
万が一に備えてしっかりと保証選びを行いましょう。
参考:https://jp.sharp/e_solution/battery/index.html
シャープ製品はHEMS(クラウド連携エネルギーコントローラー)で賢く使う
シャープは蓄電池システムとHEMSというシステムを併用することで、電気の「使う」「ためる」「買う」を賢くコントロールすることを実現しています。
HEMSシステムの機能1:電力見える化
HEMSを活用すれば、家中の発電状況や使った電力量をスマートフォンで確認できます。
発電の履歴や、電気料金のシミレーションも試算できるので、ご家庭に合った電気の使い方を知ることで節電にも役立ちます。
HEMSシステムの機能2:おうちの見守り
HEMSシステムを利用すれば、おうちの消費電力を測定できます。
家電のオン/オフを検出したら、スマートフォンにプッシュ通知が送られてきます。
外出中でも子どもの帰宅を確認できたり、離れた家族を見守れたりします。
HEMSシステムの機能3:エネルギーマネジメント
天気予報とAIを組み合わせることで、太陽光発電でつくった電力を効率的に活用できます。
【蓄電池AI予測制御モード】
AIが生活パターンを学習することで、暮らしに合わせて電力を賢く自家消費するシステムです。
天気予報から、翌日の発電量と余剰電気量を予測します。夜間に電力会社から買電する量を抑え、蓄電池にためられる容量を残しておくため、翌日の余剰電力が無駄なく蓄電できて経済的です。
参考:https://jp.sharp/e_solution/energy_controller/
まとめ
シャープの蓄電池は小型/コンパクト設計なので屋外・屋内でも、すっきり設置できるのが魅力です。
また、簡易基礎でスピーディーに設置できるのも嬉しいポイントですね。
肝心の電力使用はクラウド蓄電池システムにより、かしこく使えてお得です。
また、夜間の安い電力を買電し、昼間につくった電力を売電する「経済モード」。
さらに、昼間に作った電力を消費・蓄電しておき、夜間に使う「クリーンモード」を活用すれば、効率よく電気を消費できます。
小型で大容量のシャープの蓄電池を上手に活用すれば、停電時にも備えることも可能です。
安くお得に電気を貯めたい・使いたいと思いつつ、もし蓄電池選びで迷ったなら、シャープがおすすめ!