2022年3月23日
【セール時期を狙う!】エコキュートが安くなる時期とは?

近年トイレットペーパーやカップ麺、ガソリンなど様々なものが値上がりしています。
みなさんが生活する上で欠かせない光熱費も上昇傾向です。
それに加え、在宅勤務が増えてきた昨今、自宅にいる時間も長くなり、更に光熱費が上がった方も多いのではないでしょうか。
今回は光熱費が高いと悩んでいる方のために、省エネに役立つエコキュートのセール時期を調査してみました。
お得にエコキュートを導入して、光熱費の節約をしてみませんか?
エコキュートは安くなる?セールの時期はいつ?
エコキュートは光熱費の削減に大きく貢献できる商品です。
そのため、使用する家庭は年々増えており、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターによると、2020年6月末で国内累計出荷台数が700万台を突破したそうです。
光熱費の削減の救世主とも言えるエコキュートですが、本体の価格は定価で50万円、高いものでは100万円を超えるものもあります。
決して安い買い物ではありませんから、できるだけお得に購入したい方がほとんどでしょう。
エコキュートにはいくつかの購入方法があります。
それぞれの購入先のセールやお得に買える時期を紹介します。
インターネット通販
エコキュートは大型の装置ですからインターネットで購入するイメージはないかもしれません。
しかし、近年では「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などのモール型のサイトでもエコキュートを購入できます。
楽天市場やYahoo!ショッピングでは様々な店舗が出店しているので、それぞれ割引率もが違います。
基本的に定価で販売している店舗はなく、70%OFFで販売している店舗もあります。
出店している店舗はそれぞれ独立して運営されているので、安くなる時期が異なるので注意が必要です。
時間はかかりますが、良いと思う販売店舗をあらかじめ見つけておき、定期的に販売価格をチェックするとよいでしょう。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングなどは定期的にポイントアップやスーパーセールなどを行っているので、合わせて購入するとお得です。
例えば、楽天であれば
・5と0のつく日でポイント5倍
・楽天スーパーセール(年に4回、3ヶ月周期)
・楽天お買い物マラソン(1ヶ月に約1回)
Yahoo!ショッピングであれば
・ゾロ目の日
・5の付く日 +4%
・決算セール(3月)
・年末セール(12月)
などがお得に購入できるチャンスです。
なお、インターネット通販の場合、現物を確認することができません。
もちろんメーカーのサイトやインターネットの販売サイトでもサイズは記載されていますが、数字だけでは大きさをイメージし辛いというデメリットもあります。
インターネット通販での購入は、自宅で使うエコキュートのスペックがある程度、具体的に決まっている人向けの購入方法と言えるでしょう。
家電量販店
家電量販店でもエコキュートは扱われています。販売店の規模によって品揃えは異なりますが、実際の機種を見て選ぶことができるので、設置したときのサイズ感はイメージがつきやすいでしょう。
また、不明な点は担当者にすぐ質問できるというメリットがあります。
家電量販店も定価以下で販売しており、割引率は店舗や機種によって異なります。
家電量販店ではエコキュート単体のセール時期は設定されておらず、家電量販店自体が開催しているセールやポイントアップの時期に合わせて購入することがおすすめです。
家電量販店では一般的に以下の時期にセールが行われています。
・年末年始のセール(1月・12月ごろ)
・ボーナス時期のセール(7月・12月ごろ)
・決算時期のセール(3月・9月ごろ)
地元の電気屋
個人経営の電気屋の場合、ほとんどの場合決まった時期にセールを行っていません。
定価以下で販売しているものの、特に小さい店舗の場合、インターネット通販や大手の家電量販店に比べると価格が高い傾向にあります。
価格は高い傾向にはありますが、地元で仕事をしてきたという信頼や不具合発生時の迅速な対応など、地元に店舗がある電気屋だからこそできる対応もあります。
リフォーム業者
リフォームを行っている会社でもエコキュートの取り扱いがあります。
ただし、リフォームが専門であるため、エコキュート単体では販売できないという可能性もあるので注意が必要です。
地元の電気屋と同様、セール時期は決まっていないところがほとんどです。
支店をいくつか持っているような、比較的規模の大きいリフォーム業者で下記のような時期にセールを行っています。
・年末年始のセール(1月・12月ごろ)
・ボーナス時期のセール(7月・12月ごろ)
・決算時期のセール(3月・9月ごろ)
アパレルや白物家電のように新製品の発売周期が短い商品と比較すると、エコキュートは頻繁にモデルチェンジを行いません。そのため、価格変動があまりないのです。エコキュートをお得に購入するには、インターネット通販サイトや家電量販店が行っているポイントアップやセールに合わせて購入するとよいでしょう。
エコキュートの工事費は安くなるのか?
エコキュートは「ガス・水・電気」の要素をもった設備機器です。そのため設置には専門の資格が必要になります。
エコキュートの設置や交換を検討している方は、工事費についてもよく確認しておきましょう。
インターネット通販
インターネット通販でも工事費込みで販売している店舗があります。設置場所が販売店舗の対応エリアかどうか確認して購入することが必要です。
工事費が本体価格に含まれている場合は、ポイントの対象になります。
家電量販店
家電量販店の工事費はエコキュートの本体価格に工事費が含まれている販売店もあれば、単独で工事費を出している販売店もあります。
工事費はほぼ人件費になるためセール対象にはなりにくく、基本的にポイント付与の対象にもなりません。
その代わり、各社で下記のような独自サービスを行っています。(2022年3月14日時点)
ヤマダ電機
・24時間安心サポート
・家電、家具、リフォーム等を同時購入可能、リフォーム完了に合わせて配達
・低金利クレジット
エディオン
・まとめてリフォーム割引(指定リフォーム商品を2点以上同時に成約で割引)
・対象商品購入でグルメギフト券プレゼント
・最長100回リフォームローン
・スーパー低金利クレジット
ビックカメラ
・24時間365日リフォームコールセンター受付
・最長60回リフォームローン
・スーパー低金利ローン
地元の電気屋
工事費はほぼ人件費になるためセール対象にはなりにくく、特に個人経営の場合は安くなる時期というのは設定されていません。
その代わり、地元という立地を生かして問い合わせへの迅速な対応や、不安に思ったことを気軽に質問できるというメリットがあります。
リフォーム業者
地元の電気屋と同様、工事費はほぼ人件費ですからセール対象にはなりにくいです。
しかし、トイレやキッチンなど他の場所も併せてリフォームする場合は、工事費の割引の対応をしてくれるかもしれません。
エコキュート本体価格以外のポイント
エコキュートを購入する際、本体価格以外にも注意しておきたいポイントがいくつかありますので紹介します。
保証期間
基本的にメーカーの保証は1年間です。
しかし、エコキュートは本体価格も高額ですし、交換する場合にも専門資格が必要になるため、修理費や工事費も高くなることが予想されます。
販売店が延長保証のプランを設定しているのであれば、初期費用が高くなってしまいますが、利用しておけば安心です。
家電量販店やインターネット販売店では5年保証、10年保証などのプランが用意されていますし、リフォーム会社や地元の電気屋を利用する場合でも、長期保証のプランを設けているかどうか確認してみましょう。
本体の保証以外にも、工事保証を設定している販売店もあります。
工事保証は、エコキュート本体の不具合ではなく、リフォーム工事の不具合が見つかった場合に利用できるサービスです。
追加費用がかかりますが、より安心してエコキュートを利用することができます。
設置環境
インターネット販売店や家電量販店など各販売店で提示されている工事費は、ほとんどの場合が最安値です。
工事費が安いと思っても、設置スペースが狭い、塩害が発生する地域に設置する場合など、追加費用がかかり、思ったほど安くないということも考えられます。
新規設置の場合、店頭で提示されている価格よりも高くなると思ったほうが良いでしょう。
特にガス・石油給湯器からエコキュートへ変更する場合は、古い給湯器の撤去費用、新しい配管の設置費用などで高くなる傾向があります。
また、エコキュートを交換するときには、古いエコキュートの処分費用が発生するので注意が必要です。
ほとんどの販売店が事前に見積を出して対応を行いますが、まれに工事が終わってから追加料金が請求される場合があるので、よく事前確認を行いましょう。
設置時期
エコキュートの需要が高まるのは、やはり冬場です。
多くの人が冬前や冬場に新規設置、交換を検討するため、工事スケジュールが混み合います。
工事の繁忙期に「エコキュートが壊れたから早く修理してほしい」「新しく購入したから早く設置してほしい」と思っても、対応に時間がかかる可能性があります。
エコキュートの新規設置を検討している人はスケジュールに余裕を持って計画を行いましょう。
また、既にエコキュートを導入している人は、寒くなる前によく稼働状況を確認しておきましょう。
補助金制度
実はエコキュートをお得に購入する方法は、セール以外にもあります。それが「補助金制度」です。
エコキュート導入の際に利用できる補助金制度を紹介します。
こどもみらい住宅支援事業
エコキュートを含むリフォーム工事や、バリアフリー、リフォーム瑕疵保険等への加入などいくつかの条件を満たせば補助金をもらうことができます。
対象:こどもみらい住宅事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする
リフォームする住宅の所有者等であること
補助金額:1戸あたり上限補助額 300,000円
子育て世帯又は若者夫婦世帯 450,000円
対象期間:2021年11月26日~工事着工まで
着工の期間:こどもみらい住宅事業者の事業者登録以降
申請期間:2022年10月31日まで
国土交通省「こどもみらい住宅支援事業」
https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/
※子育て世帯又は若者夫婦世帯の定義は図1参照。
※対象となるリフォーム工事は図2参照。
引用:国土交通省 こどもみらい住宅支援事業
https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/about/
引用:国土交通省 こどもみらい住宅支援事業
https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/reform/
上記の補助金は、予算に達し次第終了となりますので申請は早めに行いましょう。
また、エコキュートのみでは補助金対象になりません。
工事を請け負う業者も「こどもみらい住宅事業者」としての登録が必要です。依頼する業者が登録を済ませているか確認を行いましょう。
さらに、補助金の場合、工事費や設備費用については通常通り支払う必要があります。
工事が終わり申請が終了した後に補助金として還元されますので、事前の資金準備は必要です。
補助金のある自治体
すべての自治体が行っているわけではありませんが、エコキュート導入時の補助金制度を実施している自治体があります。
ここでは、その中からいくつか事例を紹介します。
いずれも2021年度の事業なので申請期間が終了しているものもあります。
しかしながら、2022年度も支援事業を行う可能性もありますので、自分の住んでいる自治体の支援事業を調べたり、役所の窓口で問い合わせてみましょう。
東京都新宿区
新エネルギー及び省エネルギー機器等導入補助金制度(一律100,000円)
期間:2021年4月12日~2022年2月10日
東京都新宿区「新エネルギー及び省エネルギー機器等導入補助金制度」
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/kojinshoenergy.html
北海道帯広市
新エネルギー導入促進補助金 対象経費の10%(上限30,000円)
期間:2021年4月1日~2022年1月31日
北海道帯広市「新エネルギー導入促進補助金」
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/kurashi/kankyo/energy/kashitsuke/1003733.html
秋田県小坂町
小坂町新住宅リフォーム支援事業 工事費の20%(上限200,000円)
期間:2021年5月1日~2022年3月31日
秋田県小坂町「小坂町新住宅リフォーム支援事業」
https://www.town.kosaka.akita.jp/material/files/group/17/R3shinchirasi.pdf
沖縄県沖縄市
沖縄市住宅用太陽光・省エネ設備設置補助金(一律30,000円)
期間:2021年4月1日~2022年3月31日
沖縄県沖縄市「沖縄市住宅用太陽光・省エネ設備設置補助金」
https://www.city.okinawa.okinawa.jp/organize/975/332
まとめ
今回はエコキュートのセール時期について調査してみました。
エコキュートはモデルチェンジが少なく、価格もそれほど変動しません。
価格重視であれば、インターネット販売、家電量販店での購入がおすすめです。
工事の対応や相談のしやすさを重視する場合は、地元の電気屋やリフォーム業者がよいでしょう。
実際に購入するときには事前の見積が大切です。予想外の工事費用が発生しないように納得行くまで確認しましょう。
各社の条件を比較するために、相見積を取ることもおすすめです。価格だけではなく、見積時の対応も、エコキュートの販売店を選ぶ基準になります。
また、補助金を利用してエコキュートの導入費用を削減できることもあるので、ぜひ検討してみて下さい。
参考一覧
一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター「エコキュート 累積台数」https://www.hptcj.or.jp/individual/tabid/149/Default.aspx
ヤマダ電機「シアワセリフォーム」
https://www.yamada-denki.jp/service/reform/
エディオン「リフォーム総決算」
https://reform.edion.jp/flyer/month/
ビックカメラ「ビックのリフォーム」
https://www.biccamera.com/bc/c/bicreform/index.jsp