2022年7月11日
【初期費用なしで大丈夫】沖縄電力の「りっか電化リース」を解説!

エコキュートを購入してから経年劣化が目立ち、そろそろ買い替えを検討している方々は多いでしょう。
ただし、急な故障でエコキュートが使えなくなってしまった場合、納品まで時間がかかります。
2022年7月現在、エコキュートの注文から搬入まで要する時間は、1か月から2か月と言われており、すぐには設置できない現状があります。
そのため、各電気メーカーはエコキュートが故障しやすくなる「10年目」を境に、新しいエコキュートへの取替えを推奨しています。
では、エコキュートの取替えはどうしたらいいのでしょうか?
エコキュートを取替える際の設備投資方法として「一括購入」「ローン購入」「リース」がありますが、リースは一括購入やローン購入と違い初期費用が少なく、保証が手厚いのが特徴です。
沖縄電力は、2019年より電化機器をリースする「りっか電化リース」を開始しました。
「りっか電化リース」は、エコキュート設置についての相談・見積り・業者選定などの負担がなく、すべて沖縄電力が請け負ってくれる上に初期費用0円で開始できるサービスです。
ここからは沖縄電力が展開する「りっか電化リース」の説明や、エコキュートの取替えにおけるリースと購入のメリットデメリット、エコキュートを購入する際の見積までの流れについて解説していきます。
りっか電化リースとは?
りっか電化リースは、沖縄電力株式会社・沖電企業株式会社・株式会社沖設備が連携し、沖縄本島内にて展開するサービスで、IHクッキングヒーターと電気給湯器(エコキュート・電気温水器)を月々定額で利用できます。
また、エコキュートやIHクッキングヒーターはかならず2台同時でなくても個別でリースすることが可能です。
りっか電化リースの4つの特徴
りっか電化リースは、4つの魅力的な特徴があります。
①初期費用0円:エコキュートの購入費用がかからない
②リース期間10年:10年契約で更新手続きも不要
③24時間故障受付:急な故障にもメーカー対応可能
④10年無料修理保証:故障、落雷、風水害、火災、落下物への保証がついて安心
まずは「カエルぴあ なは」で相談
りっか電化リースでのエコキュート導入に興味がある方は、まずは「カエルぴあ なは」を尋ねてみるとよいでしょう。
「カエルぴあ なは」は、那覇市旭町おきでん那覇ビル2Fにあるオール電化体験施設で、オール電化やりっか電化リースについての相談窓口があります。
エコキュートをリースするか、一括購入するかで迷っている方でも相談可能で、一括購入を検討する場合には見積額まで用意していただけます。
ただし、来館及び相談には予約が必要ですので、詳しくは以下のホームページをご参照ください。
https://www.kaeru.tv/plan/rikka/index.html
りっか電化によるエコキュートのリース契約までの流れ
ここでは、りっか電化リースにおけるエコキュートリース契約の流れを順追ってご説明します。
①「カエルぴあ なは」で相談:リース料金や工事その他についての概要について理解します。
②施工担当者との現場打合せ:エコキュートのリース機器と工事内容について、現場で説明をうけます。
③契約:契約申込書を提出後、加入条件及びクレジット審査を行った上で契約となります。
④電力申請手続き(2~3週間要):新規設置や電力容量が増加する場合のみ手続きを実施します。
⑤設置工事:エコキュートの設置工事は、1日で施工完了します。
⑥快適な生活がスタートします。
リースの加入条件
リース申し込みには以下の条件があります。
<加入条件>
・リース申し込み時点において、年齢が20歳以上60歳以下の契約者であること
・リース対象機器を一般家庭用として使用できる契約者であること
・リース対象機器を取り付ける住宅の所有者または所有者から数えて2親等までの契約者であること
・リース対象機器への電気供給は沖縄電力(株)と契約していること
・リース期間は10年間であり、途中終了はできないこと
・沖縄本島ないに居住されていること
標準工事及び無料修理対象の範囲
りっか電化リースでは、エコキュートを設置する場合、標準工事及び修理が基本的に無料となります。
ただし、下記の内容に当てはまらない場合(既設のエコキュート設置場所が浴室から離れすぎている等)は、一部工事費の負担が生じることがありますのでご注意ください。
無料修理と無料工事の対象範囲
・エコキュートから電源までの配線距離20m以内で無料
・エコキュートからヒートポンプまでの配管距離5m以内で無料
・エコキュートから既設水道配管までの給水配管距離5m以内で無料
・エコキュートから風呂・給湯配管5m以内で無料
りっか電化リースでの電化機器リースサービス料金プラン
エコキュートをりっか電化リースで設置する場合、月額定額料金は以下の通りです。
エコキュート370L
(3~4名家族) |
エコキュート460L
(4~5名家族) |
エコキュート550L
(5~6名家族) |
|
料金(税込価格) | 4,950円 | 5,170円 | 6,270円 |
※エコキュート370Lをリースした場合
<年間> 月々4,950円×12か月→1年間で59,400円のリース料
<10年間> 59,400円×10年→10年間で594,000円のリース料となります。
※エコキュート460Lをリースした場合
<年間> 月々5,170円×12か月→1年間で62,040円のリース料
<10年間> 62,040円×10年→10年間で620,400円のリース料
※エコキュート550Lをリースした場合
<年間> 月々6270円×12か月→1年間で75,240円のリース料
<10年間> 75,240円×10年→10年間で752,400円のリース料
いずれも、一括購入するよりも割高となりますが、手厚い保証を受けられることや、初期費用0で始められるなどのメリットもあります。
りっか電化リースでの取り扱いエコキュート
りっか電化リースでは設置するエコキュートが定められています。
<商品名>
MITSUBISHIエコキュート370L(SRT-N375-OK1)
MITSUBISHIエコキュート460L(SRT-N465-OK1)
MITSUBISHIエコキュート550L(SRT-N555-OK1)
りっか電化リース取り扱いのエコキュートの特徴
南国特有の環境に配慮した沖縄地区専用モデルとなっているため、安心してリース終了までお使いいただける仕様になっています。
耐重塩害仕様
海に近い沖縄地区向けに、貯湯ユニットとヒートポンプユニットの耐塩害性能を高めた仕様となっている。
耐ヤモリ仕様
沖縄に多く生息するヤモリは機器の内部に入り込んで故障の原因になる。
耐ヤモリ仕様はヤモリ侵入を防ぐ対策を採用し、さらに基板にコーティングを行うダブルブロックでヤモリの侵入を防ぐ。
耐スケール仕様
沖縄の水道水にはカルシウムなどが多く含まれている。
カルシウムなどはエコキュートの配管内にスケールとして付着し、破損や不具合の原因になることもある。
耐スケール仕様は、わき上げ温度を最大80度とし、スケールの付着を低減させる。
太陽光発電システムと連携できる
翌日の天気予報が晴れなど、余剰電力が発生すると想定される場合は、夜間のわき上げ量を減らし、ひるまに太陽光発電の余剰電力を活用してお湯を沸かしてくれる機能を搭載。
停電時出湯
貯湯ユニットにお湯が残っていれば、台風で停電した場合でもシャワーや蛇口からお湯を使用することができる。
ただし、お湯のわき上げやわき増しは不可。
貯湯タンク
万一の断水等の際には、貯湯ユニットないのお湯(水)を生活用水としても活用が可能。
370Lのエコキュートの貯湯タンク内には2Lペットボトル約185本分の水が入っている。
リースと購入はどちらがいいのか?
エコキュートを導入するに当たりリースと一括購入とではどう違うのか、比較できるようにメリットデメリットをまとめました。
りっか電化リースと一括購入でのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
りっか電化リース | ①エコキュート機器の初期費用が無料であり、手持ちがなくてもすぐ設置できる。
②10年間の無料修理保証がある。 ③10年使用した後もリースが継続でき、月々の定額料金が10分の1となり安くなる。
④自然災害で修理不可となった場合も無料で新品に入れ替え可能。 |
①リース契約の解除が10年間不可であり、他者への乗り換えができない。
②10年間で考えると、総合的にコストは高くなってしまう。 ③初期費用以外に一部施工実費分が発生する場合がある。 ④不具合やメンテナンスは、電話一本で解決できる。 |
一括購入
₍沖縄電力;かえるピア那覇購入する場合) |
①初期費用はかかるが、総合的にランニングコストがリース料金よりも安くなる。
②自己メンテナンスさえすれば、10年以上エコキュート稼働を維持できる。 |
①保証内容が薄い(メーカーの保証内容のみ)
②初期費用にまとまった購入資金が必要になる。 ③自己でのメンテナンスを行い、破損を防がなければならない。 ④自然災害や修理不可となった場合、再度購入となってしまう為、金銭不可が多重となってしまう場合がある。 |
リースと一括購入はどちらがいいのか?まとめ
結論からいうと、どちらがいいかを一概に決めることはできません。
各世帯においてメリットデメリットを十分に加味して選ぶことが重要です。
初期費用0で、故障や修理の不安を解決するならりっか電化リースがおすすめ
初期導入費用が要らず、まとまった金額を用意できなくても、エコキュートを早期設置したい方には、りっか電化リースがお勧めです。
また、りっか電化リースでは、沖縄電力やメーカーが修理やメンテナンス、破損による商品入れ替えを無料で対応してくれるので安心です。
10年間使用してコストで得したいのであれば一括購入がおすすめ
天変地異による故障は仕方のないものとして、総合的なコストダウンにこだわっていて、自己でのメンテナンスも可能であれば、一括購入をお勧めします。
初期費用は発生しますが、ランニングコストで10年せずにランニングコストで取り戻すことができるでしょう。
ちなみに、りっか電化リースでは370Lのエコキュートを10年間リースすると594,000円のランニングコストとなりますが、同じ内容の370Lのエコキュートを一括購入すると、429,400円₍取替え標準工事費、廃棄料金込み)となり、164,600円も安くエコキュートを設置することができます。
<エコキュートの見積り方法は>
エコキュートに設備投資する場合、ランニングコストの観点から言えばリースよりも一括購入がお得になります。
もし、一括購入でエコキュートを取替えたい場合は、同じ製品での見積を数か所から作成してもらい比較することをお勧めします。
エコキュートを取り扱っている業者は増えてきており、
・家電量販店
・リフォーム業者
・電力会社
・街の電気小売業者
・建築工務店
・インターネット購入
など、多岐に渡ります。
各取り扱い店によって見積方法は異なりますが、現地視察による無料見積を行ってくれることがほとんどです。
ただし、インターネット購入では売り手の顔が見えない為、現地視察して見積りしてくれるかどうかをしっかり確認することが重要です。
「カエルぴあ なは」と「沖縄電力提携店」であれば見積依頼・比較がしやすい
沖縄電力「カエルぴあ なは」では、エコキュートの一括購入見積金額を提示してくれる上に、沖縄電力と提携している街の電気屋さんのリスト情報を提供してくれます。
エコキュートを安く購入したいのであれば、「かえるぴあ なは」で出してもらった見積もりを基準とし、沖縄電力との提携店数店舗による相見積もりを作成してもらえば、購入価格が比較しやすく、安くでエコキュートを購入することが可能になります。
まとめ
今後、脱炭素化に向けて、エコキュートはますます普及してくることが予測されます。
普及に併せて、エコキュートの新規設置や取替えを検討していても、初期費用の捻出や業者選定、見積依頼などに労力を要し、導入には少し足踏みしてしまうことも事実です。
「りっか電化リース」は、急激なエコキュートの普及にも対応しており、上記のような労力を一掃してくれる便利なサービスです。エコキュートの設置を検討している方は、是非「カエルぴあ なは」へお問い合わせください。
オール電化体験施設 カエルぴあ なは
電話 070‐5819‐0984
営業時間 9:00~17:00(休館日:月・旧盆・年末年始)
場所 那覇市旭町 114‐4 おきでん那覇ビル2F