2022年2月25日
【必見!】家庭の電気代を安くする方法とお得な家電の使い方

毎月の電気代を安くする方法があれば、ぜひとも知りたいですよね。
電気代を安くするには、電気料金プランを変更するという方法もありますが、その前にご家庭で使っている家電の使い方を見直してみるのはどうでしょうか。
家電を効率よく使えれば、日々の電気代が節約できます。
この記事では電気代が高くなる原因や、電気代がかかりやすい家電と節電のポイント、家電の買い替え時期についてご紹介します。
家電の使い方を見直せば、意外にも大きな節約につながることもありますよ。
高い電気代の原因

参照:https://www.shutterstock.com/ja/image-photo/light-bulb-on-banknotes-coins-energy-2089332799
電気代を安くする方法としてまず大切なのが、ご家庭の電気代がなぜ高いのかを知ることです。
電気代が高くなるにはいくつかの理由が考えられます。単にたくさんの電気を使っているのであればそれほど問題ではありません。
しかし古い家電を使っている場合、電気が効率悪く使われていたり、家電の劣化や故障により電気が正常に流れていなかったりすることが考えられます。
電気代が高い場合に原因となりうる事例について具体的にみてみましょう。
電気代の値上がり
「市場連動型プラン」といったプランを契約している方は、市場価格の高騰によって電気料金が値上がりすることがあります。
このプランの場合、JEPXと呼ばれる、日本卸電力取引所の価格に連動して電気料金の単価が決まります。
価格が高騰するケースには、猛暑や寒波といった気候に影響する事例や、電気を作る燃料が不足するなど、さまざまなものがあります。
この他にも「燃料費調整制度」という制度によって電気代が高くなることがあります。
これは燃料価格や為替レートを電気料金に反映するため、火力燃料である原油やLNG(液化天然ガス)、石炭などの値上がりによって電気代が上がることがあります。
漏電
いつもと同じように電気を使っているのに、急に電気代が高くなったという方は、漏電を疑ってみましょう。
漏電とは、電気が本来通るべきルートを外れて流れることをいいます。
漏電は、家電の劣化や故障によって起こります。
電気代が高くなるだけでなく、気づかずに触れてしまうと感電のリスクがあり大変危険なものです。
漏電の疑いがある際には専門業者に調査してもらうなど、すぐに対処しましょう。
一般的に住宅には分電盤が取り付けられているため、漏電を感知すると漏電ブレーカーを落とし、家中の電気を停止してくれます。
そのため、漏電に気がつかずに電気を使い続けるといったことはほとんどの場合起こりません。
しかし古い建物の場合、まれに分電盤がついていないことがあります。
ご自宅にきちんと分電盤があるのかも一度確認しておきましょう。
電気使用量が多い
電気代が高くなる原因の多くは、単に電気の使用量がいつもより多くなったことが考えられます。
まずは、普段の電気代と高い月の電気代を比較してみてみましょう。
電気代が高い月に、なにか特別なことをしていないか確認できます。
また夏場や冬場には、空調を使用することでも電気代が高くなります。
日頃から毎月いくら程度の電気代を支払っているか把握しておくことで、電気代が高くなった月に原因を調べやすくなり、節電に役立ちます。
電気代がかかりやすい家電と節電ポイント

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生活を豊かにしてくれる家電は、毎日使うものが多く電気代と密接に関わっています。
電気代を安くする方法を探している人は、電気代がかかりやすい家電を把握し、節約に効果的な対策を実践してみるとよいでしょう。
こちらでは使用頻度の高い家電をピックアップし、節電ポイントをご紹介します。
取り入れられる節電方法を見つけて、ぜひ実践してみてくださいね。
エアコン
エアコンは年間を通して使用される家電です。
住宅の中を快適な温度に保つために1日の中でも長時間使用されることが多いため、電気代に大きく影響します。
特に、夏場や冬場には欠かせないエアコンの節電には、どのようなものがあるのかみてみましょう。
【エアコンの節電ポイント】
1.空気を効率よく部屋中に届けるために、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。
暖かい空気は上にたまりやすいため、サーキュレーターの風を上向きに回せば、暖まった空気を下に下ろすことができます。
2.室内温度を調整しましょう。
おすすめは夏場が28℃、冬場が20℃です。
3.フィルターはこまめに掃除しましょう。
推奨する頻度は2週間に1度程度です。
ホコリや汚れでフィルターが詰まっていると、風量が落ちてエアコンが効きにくくなります。
そのため過度に設定温度を上げる、もしくは下げることで電気代が高くなります。
4.「自動運転」に設定することで、電気代が抑えられます。
冬場の場合、電気代が最も必要になるタイミングは、部屋の温度を上げるときです。
電気代を気にするあまり「弱運転」にして長い時間をかけて室内温度を上げるよりも、自動運転にして短時間で温度を上げてしまう方が電気代の節約になります。
5.室外機の周りに物を置かないようにしましょう。
室外機の役割は熱の通りをよくすることです。
物で塞いでしまうとエアコンの効きがわるくなってしまいます。
洗濯機
家族人数の多いご家庭では、洗濯機を1日に数回使用することもあるでしょう。
洗濯機の節電は難しいと思われがちですが、工夫次第で電気代を安くする方法は存在します。
毎日使用する家電では、小さな努力が大きな節電につながります。
【洗濯機の節電ポイント】
・電気代の安い時間帯に洗濯機を回しましょう。
電気料金プランによっては、夜間に電気代が安くなるものがあります。
電気代が安い時間帯に合わせてタイマーを設定しておけば、電気代の節約になります。
・洗濯機には衣類を詰め込みすぎないように気をつけましょう。
洗濯機に衣類を大量に詰め込んでしまうと、洗濯機を回すために多くの消費電力が必要になります。
洗濯物をまとめて洗うことも節電には効果的ですが、洗濯機に定められている容量のおよそ80%程度の量にとどめて洗いましょう。
食器洗い機
食器洗い機は、家事にかかる時間が短縮でき、手荒れなども防げる大変便利な家電です。
こちらも毎日使われることが多い家電のため、使い方を工夫することで節電効果が期待できます。
【食器洗い機の節電ポイント】
・電気代の安い時間帯に使用しましょう。
食器洗い機についているタイマーをつかって、夜間など電気代の安い時間に回すことで、電気代の節約になります。
また、少量の洗い物であれば手洗いしたり、洗う食器が増えてからまとめて洗ったりすることで、節電になります。
・乾燥機能の使用回数を減らしましょう。
食器洗い機の乾燥機能をなるべく使わないようにするもの、電気代を安くする方法としておすすめです。
製品の種類によっては乾燥時間を選べる場合もあります。なるべく短い時間で使用したり、自然乾燥させたりするなど、工夫してみましょう。
冷蔵庫

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冷蔵庫の電気代はサイズが小さいからといって、電気代が安くなるわけではありません。
そのため、冷蔵庫を新たに購入する際には、電気代を気にして小さめのサイズを選ぶのではなく、かかる電気代の目安と本当に必要な容量を比較しながら選ぶことをおすすめします。
【冷蔵庫の節電ポイント】
・長い時間ドアを開けておかないようにしましょう。
一度、冷蔵庫内で冷やされた空気が逃げてしまうと、再度設定温度まで冷やすために多くの電力が使われます。
そのため、食品の出し入れはできるだけ素早く行いましょう。
使う頻度が高い食材は冷蔵庫の手前にしまっておくとよいですね。
・保管する食品の量に気をつけましょう。
たくさんの食品を詰め込むと、冷蔵庫内が均等に冷やされにくくなり、余計な電力を消費します。
冷気の流れを止めないように、食品同士の間にすきまを作って保管しましょう。
もしくは、あらかじめ余裕をもって食品をしまえる容量の冷蔵庫を購入するのも、電気代を安くする方法としては有効です。
・熱いものを冷蔵庫に入れない。
熱い食品をそのまま冷蔵庫へ入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が上昇し、それを冷やすために電力が消費されます。
熱い食品は必ず冷ましてから保存するようにしましょう。
テレビ
テレビは生活を豊かにしてくれる人気の家電です。
長時間使用されることが多いテレビにも電気代を安くする方法はありますので、試してみてくださいね。
【テレビの節電ポイント】
・テレビを見ていない時は、こまめに消しましょう。
見ていなくても、テレビがついていることはありませんか。
電気代を節約するには、見ていない時にはこまめにテレビを消しましょう。
また、長時間家を留守にする際には、テレビ本体の電源をオフにしたり、電源プラグをコンセントから抜いたりすることも効果的です。
・画面の明るさを調節しましょう。
画面の明るさを調節している方は意外と少ないのではないでしょうか。
部屋の明るさに合わせて画面の明るさを調節することで、節電につながります。
・節電機能を活用しましょう。
テレビの機種によっては、一定時間操作が行われなかった場合に自動的にスイッチをオフにしてくれる機能が備わっています。
テレビの消し忘れで、外出中や夜中にずっとテレビがついていたという事態を防いでくれます。
照明器具

参照:https://www.shutterstock.com/ja/image-photo/modern-lamp-coffee-shop-540958840
照明器具なしでは生活できません。
毎日使う家電だからこそ、節電ポイントをおさえて効果的に電気代を節約しましょう。
【照明器具の節電ポイント】
・明るさを保つためにこまめに掃除しましょう。
照明器具のランプやカサが汚れていると、明るさが低下してしまいます。
暗いからといって他の照明を点灯させれば、それだけ消費電力が増えてしまいます。
照明器具はこまめに掃除して、明るい状態をキープしましょう。
・必要のない照明はこまめに消しましょう。
廊下や洗面台など、使っていない部屋の照明は消すように意識しましょう。
アイロン
アイロンは意外にも電気代がかかる家電の1つです。
使用される時間は他の家電に比べると、比較的短い場合が多いのですが、消費電力は1400Wなど高い傾向にあります。
こちらもしっかりと節電ポイントを把握しておきましょう。
【アイロンの節電ポイント】
・アイロンはまとめてかけましょう。
アイロンが最も電力を消費するのは、アイロン本体の温度を上げる時です。
そのため、アイロンをかけたい衣類をまとめておき、一度に作業を終わらせることで効率よく電力を使用できます。
・アイロン台はアルミカバーのものを選びましょう。
アルミには熱伝導の効率がよいという特徴があります。
アルミカバーのアイロン台を選ぶことで、衣類に効率よくアイロンがかけられます。
浴室乾燥機
浴室乾燥機は一度に多くの衣類を乾かすことができて便利です。
しかしその分多くの電力を使うため、効率のよい使用方法を把握しておきましょう。
【浴室乾燥機の節電ポイント】
・浴室の水気を無くしてから使用しましょう。
湿度が高い状況では洗濯ものが効率よく乾きません。
浴槽のお湯を抜く、浴室を換気してから使用するなど、湿度を下げてから浴室乾燥機を使用しましょう。
・こまめに掃除しましょう。
エアコンと同じように、浴室乾燥機もフィルターが汚れている状態で使っていると、性能が落ちて無駄な電力を消費してしまいます。
定期的に掃除をすることで節電につながります。
ドライヤー

参照:https://www.shutterstock.com/ja/image-photo/asian-woman-drying-your-hair-after-1498177850
ドライヤーは使用時間が短い家電であるため、電気代を気にしない方も多いのではないでしょうか。
しかし家族が多い場合などには、意外と電気代がかかっている家電です。節電のためには使い方を工夫しましょう。
【ドライヤーの節電ポイント】
・タオルドライを行いましょう。
髪にドライヤーをかける前に、しっかりとタオルドライをすることが大切です。
髪の水分が減ると、その分ドライヤーを使用する時間が短縮できます。
・湿度が低い場所で使用しましょう。
湿度が高い部屋でドライヤーをかけても、なかなかうまく髪を乾かせません。
リビングなど湿度が低い場所を選んで使用することで、ドライヤーの使用時間を減らし、素早く髪の毛を乾かせます。
電気ファンヒーター
条件次第では短時間で部屋を温められる電気ファンヒーターは、冬場の寒い時期には欠かせません。
電気ファンヒーターも使い方を見直すことで、電気代を安くおさえられるでしょう。
【電気ファンヒーターの節電ポイント】
・使用時間を抑えましょう。
エアコンと比べ電気ファンヒーターの電気代は割高です。
メインの暖房器具にエアコンを使用し、短い時間で電気ファンヒーターを使うことで節電になります。
・狭い空間で使用しましょう。
電気ファンヒーターは狭い空間を素早くあたためる機能に長けています。
リビングなど広い部屋を電気ファンヒーターのみで温めるのは効率が悪く、電気代も高くなってしまいます。
電気ファンヒーターのみを使いながら電気代を安くする方法としておすすめは、脱衣所のような狭い空間での使用することです。
古い家電は買い替えた方が節約になる
家電の性能は年々向上しています。
新しい家電を使用することで省エネ効果が期待できるでしょう。
ご家庭で長年使用されている家電がある場合には、思い切って買い換えるのも有効な節電対策となります。
買い替えのタイミングとは
家電を買い替える際に目安にしたいのが、使用年数です。
ご自宅にある製品は購入から何年経っているかを確認してみましょう。
家電には寿命の目安があります。
寿命を大きく超えて使用している場合には、新しいものに取り替えることを検討しましょう。
代表的な家電の一般的な寿命は以下の通りです。参考にしてみてくださいね。
・液晶テレビ:7〜10年
・冷蔵庫:8〜10年
・エアコン:7〜10年
・洗濯機:7〜8年
まとめ
快適な生活を送る上で必要不可欠な家電ですが、毎日使う分少しの無駄でもすぐに電気代に反映されます。
電気代を安くする方法としては、電化製品を使う時間帯を見直したり、使用頻度を減らす、使い方を工夫したりすることが大切です。
また、古い家電を買い換えることも節電につながることを知っておくとよいですね。
家電にかかる電気代を安くする方法を学んで、コツコツ節約に励みましょう。