2022年6月28日
【鹿児島県_鹿児島市の補助金】|エコキュートに関する補助金制度を解説

エコキュートには「光熱費が安くなる」、「環境にやさしくてエコ」、「緊急時に生活用水として使える」などの魅力があります。
実際にエコキュートを導入した多くの方が満足感を感じており、その評判の良さを耳にして自宅にも設置したいと検討される方も増えてきています。
この記事では、鹿児島市で利用できるエコキュートに関する補助金制度と同市の特徴や天候を紹介しています。
エコキュートを導入するときには、補助金制度を参考にして有効的に活用してください。
鹿児島市について
鹿児島市は鹿児島県の中部に位置し、南九州の主要拠点として栄えてきました。
壮観な桜島と穏やかな錦江湾など自然に囲まれ、島津藩77万石の城下町として発展した歴史と文化あふれる魅力的なまちです。
鹿児島の歴史に触れられる「維新ふるさと館」や四季折々の花を楽しめる「吉野公園」、鹿児島市出身の偉人「西郷隆盛銅像」など豊富な観光資源があり多くの観光客が訪れています。
1300年の伝統がある絹織物「大島紬」や伝統工芸品「薩摩切子」など鹿児島市には世界に誇れる工芸品が多数あります。食品にぴても焼酎やさつま揚げ、かるかん、さつまいもを使ったお菓子など魅力的な特産品が楽しめます。
鹿児島市の気候
鹿児島市の気候は、温帯や亜熱帯気候を伴う暖温帯に属しますが、冬場には積雪があるなど年間を通して気候の差が激しい特徴があります。
夏場は真夏日が多く、7月中旬から8月下旬にかけて熱帯夜が続くほか、全国で6番目に雨の多い地域でもあります。
8月が最も暖かく平均最高気温は、32℃になります。
1月が最も寒く平均最高気温は13℃、平均最低気温は3℃です。
空気の熱を利用してお湯を沸かすエコキュートは、気温の高い夏場において特に省エネ効果を発揮するため、真夏日の多い鹿児島市では、特に夏場の光熱費削減が期待できるでしょう。
令和4年度鹿児島市安全安心住宅ストック支援事業
鹿児島市安全安心住宅ストック支援事業は、住宅の耐震診断と耐震改修工事、リフォームに要する費用の一部を補助する事業です。
補助事業には次の目的があります。
- 既存住宅の安全性を保ち、良質な住宅ストックの形成を図る
- 子育て世帯や高齢者世帯などの安心な住まいづくりを促進する
参照URL:https://www.city.kagoshima.lg.jp/kensetu/kenchiku/kenshido/documents/annnainotirasi.pdf
補助の要件
- 市税などを滞納していない人
- 補助申請後に送られてくる「補助金等交付決定通知書」が届いてから、契約・耐震診断・工事着工を行うこと
- 工事期限内に耐震診断・工事を終わらせること
- 期限までに実績の報告を行うこと
- 過去に安全安心住宅ストック支援事業を利用していないこと
- 対象工事費が20万円以上のリフォームであること
- 他の住宅関連の助成制度と工事内容が重複しないこと
補助対象となる住宅
補助対象となる住宅について、「耐震型」と「空家活用・移住型」の2つに分けて説明します。
耐震型
昭和56年6月1日から「新耐震基準」が適用されました。
それ以前の「旧耐震基準」で建てられた住宅はまずは耐震診断を実施し、診断結果が不十分な場合には耐震改修工事やリフォームを検討する必要があります。
耐震型の補助対象となる戸建住宅は、次の4つのパターンがあります。
- 昭和56年5月31日以前に着工された戸建住宅
- 耐震診断費用※の一部が補助されます
- 上記の耐震診断の結果、耐震性能不足により耐震改修工事を行う戸建住宅
- 耐震改修工事※にかかる費用の一部が補助されます
- 上記の耐震診断の結果、耐震性能不足により耐震改修工事とリフォームを同時に行う戸建住宅
- 耐震改修工事とリフォームにかかる費用の一部が補助されます
- 上記の耐震診断の結果、耐震性能はあるけれども、リフォームを行う戸建住宅
- リフォームにかかる費用の一部が補助されます
※耐震診断及び耐震改修工事だけを行う場合にも費用の一部が補助されます。
空家活用・移住型
補助対象住宅には、空家を活用する場合と県外から移住してきた場合があります。
- 空家活用型
- 令和4年4月1日時点で築後10年以上経ち、空家期間が1年以上ある戸建住宅へ行うリフォーム費用の一部が補助されます
- 移住型(令和3年4月1日以降に県外から転入してきた方が対象)
- 令和4年4月1日以降に購入した住宅へ行うリフォーム費用の一部が補助されます
- 相続、贈与により所有した住宅に行うリフォーム費用の一部が補助されます
居住していない場合は、実績報告までに申請者自らが居住する必要があります。
世帯の要件
世帯の要件は、次の3世帯に分類されます。
- 子育て世帯
- 高校生以下の子供が同居する世帯
- 高齢者世帯
- 65歳以上の高齢者または障がい者が居住する世帯
- 一般世帯
- 上記2つの世帯を除く世帯
施工業者の要件
施工業者は、鹿児島市内に本社がある法人または住所がある個人事業者が施工する必要があります。
補助内容と補助率(限度額)
耐震型
耐震診断※ | 診断結果 | リフォームする場合 | |
2/3
(10万円) |
耐震性がある | 子育て・高齢者世帯20%(20万円) | |
耐震性不足 | 耐震改修工事
1/2 (100万円) |
子育て・高齢者世帯40%(40万円) | |
一般世帯
30%(30万円) |
※昭和56年5月31日以前に着工された旧耐震基準住宅
空家活用・移住型
空家活用型・移住型を利用して行うリフォーム工事 | 世帯 | 空家活用型・移住型 | ||
どちらかに該当 | どちらも
該当 |
|||
耐震型※ | 耐震型補助を利用した耐震診断の結果「耐震性あり」の住宅に行うリフォーム | 子育て
高齢者 |
30%
(30万円) |
40%
(40万円) |
一般 | 20%
(20万円) |
30%
(30万円) |
||
耐震型補助を利用した耐震改修工事と併せて行うリフォーム | 子育て
高齢者 |
50%
(50万円) |
60%
(60万円) |
|
一般 | 40%
(40万円) |
50%
(50万円) |
||
その他 | 耐震型以外の住宅に行うリフォーム(昭和56年6月以降に着工) | 子育て
高齢者 |
30%
(30万円) |
40%
(40万円) |
一般 | 20%
(20万円) |
30%
(30万円) |
※耐震型で空家活用型・移住型に該当する場合は、10〜20%分補助金が加算されます。
例えば、耐震型の補助を受ける一般世帯の方が、空家活用型と移住型のどちらにも該当する場合、最大160万円の補助(耐震診断10万円+耐震改修工事100万円+リフォーム50万円)を受けることができます。
エコキュート設置に関しては、専門工事を伴う場合に補助対象となります。
詳しい補助金内容につきましては、下記の鹿児島市住宅リフォーム支援総合相談窓口にお問合せください。
申請受付期間
申請受付期間は令和4年5月9日から令和5年1月31日までとなっています。
期間内であっても規定予算額に達した時点で受付終了になります。
工事完了期限は令和5年2月11日、実績報告期限は令和5年2月24日です。
問い合わせ先
鹿児島市役所 住宅リフォーム支援総合相談窓口https://www.city.kagoshima.lg.jp/index.html
〒892-8677 鹿児島市山下町11番1号
TEL : 099-216-1358FAX: 099-216-1389