2023年2月4日
【2023年最新】蓄電池おすすめ3選と主要メーカー5選を比較!

蓄電池はさまざまなメーカーからいろんなラインナップの製品が販売されていて、どれを選べばいいか迷いますよね。
この記事では、2022年最新の蓄電池3選と主要メーカー5選をまとめました。
それぞれの蓄電池やメーカーの特徴を比較していますので、ご家庭にあった蓄電池をお探しの方はぜひご覧ください。
最新の蓄電池おすすめ3選
たくさんある蓄電池の中から、とくにおすすめの最新蓄電池を3つご紹介します。
どの蓄電池にしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
Panasonic『[住宅用]創蓄連携システムS+』
創蓄連携システムS+は、パワーステーションS+と3.5kWh、5.6kWh、6.3kWhの蓄電池ユニットを組み合わせることで、それぞれのご家庭に合った蓄電池容量を選べるのが特徴です。
組み合わせ次第で、蓄電池容量は最大37.8kWhになります。
また、一般的な蓄電システムは停電した際に冷蔵庫や照明などの最低限の電化製品は使えても、電気ケトルや炊飯器などを同時に使用できませんでした。
しかし、創蓄連携システムS+は電気ケトルや炊飯器も同時に使用でき、停電していても温かい食事を調理できます。
さらに200Vトランスを追加すると自立出力が最大4kVAになって、エコキュートやIHクッキングヒーターも使えるようになります。
商品名 | [住宅用]創蓄連携システムS+ |
容量 | 3.5kWh、5.6kWh、6.3kWh(組み合わせにより〜37.8kWh) |
蓄電池出力 | 5.5kW |
停電時出力 | 2.0kVA〜 |
無償保証 | 10年 |
SHARP『クラウド蓄電池システム』
クラウド蓄電池システムは、クラウド上のHEMSサービス(COCORO ENERGY)と連携できて、AIにより賢く蓄電池をコントロールできるのが特徴です。
COCORO ENERGYサービスは、クラウド蓄電池システムにエラーが発生していないかしっかりと見守ってくれます。
また、停電時も普段と同じように電化製品を使用して生活したい場合は、家中まるごと停電対応で、エアコンやIHクッキングヒーターなどの200V機器も使用可能です。
さらに、蓄電池と蓄電池連携型パワーコンディショナを接続した太陽光発電・蓄電池システムを設置しておけば、電気自動車を購入したときにEV連携できます。
商品名 | クラウド蓄電池システム |
容量 | 4.2kWh、6.5kWh、8.4kWh、9.5kWh、13.0kWh |
蓄電池出力 | 3.0kW |
停電時出力 | 3.0kVA |
無償保証 | 10年 |
オムロン『太陽光発電用ハイブリット蓄電システムKP55S』
太陽光発電用ハイブリット蓄電システムKP55Sは、非常にコンパクトで蓄電池ユニットの奥行きはわずか120mmのため、狭い場所でも問題なく取り付けられるのが特徴です。
容量は6.5kWhあり、停電しても安心して電化製品を使いづづけられるのも良いところです。
太陽光発電によって作り出した電気を効率よく蓄電できて、パワーコンディショナを設置すると電気ロスを最小限に抑えられます。
また、万が一停電した際も安心して電気を使用できるように、蓄電池の残量をつねに一定量確保する設定も可能です。
商品名 | 太陽光発電用ハイブリット蓄電システムKP55S |
容量 | 6.5kWh |
蓄電池出力 | 5.5kW |
停電時出力 | 1.5kVA |
無償保証 | 15年 |
蓄電池メーカー5社の特徴を比較
さらにご家庭にぴったりな蓄電池を選択できるように、主なメーカー5社の特徴を比較し、ご紹介いたします。
エコ未来応援隊でも取り扱っているメーカーなので、気になるメーカーがございましたらお気軽にお問合せください。
Panasonic
パナソニックは蓄電池のメーカーのなかでも古くから蓄電池開発に取り組んできた企業です。
パナソニックの蓄電池のいちばんの強みは、「創蓄連携システム」で、1台のパワーコンディショナが蓄電池と太陽光発電を制御して、効果的に創電・蓄電するシステムです。
システム設計ごとに4つのラインナップがあります。
- 創蓄連携システムS
- 創蓄連携システムR
- 創蓄連携システムS+
- 創蓄連携システム据置
なかでも主力商品なのは、「創蓄連携システムS」や「創蓄連携システムS+」です。
他のメーカーと比較しても太陽光発電の回路数が多く、効率よく創電・蓄電できます。
パナソニック蓄電池の特徴1.3つのモードで賢く節電できる
- 環境優先モード:発電した電気は自家消費を優先する
- 蓄電優先モード:停電に備えて蓄電池への充電を優先する
- 経済優先モード:充電を行いながら余力があれば売電も行う
3つのモードを使い分けると、生活スタイルに合わせて節電できます。
夏や冬など電化製品を頻繁に使用する季節は環境優先モードに、電気が余りがちな季節は蓄電優先モードや経済優先モードにするなどして、効率の良い使い方ができます。
パナソニック蓄電池の特徴2.停電しても長時間電気を使用できる
創蓄連携システムは創電と蓄電がバランスよく最適化されているため、停電しても長時間電気を使用可能です。
例えば、5.6kWhの蓄電池の場合は、下記の電化製品を最大16時間連続で使えます。
- 冷蔵庫1台
- LED照明2台
- 液晶テレビ1台
- スマホ充電2台
さらに11.2kWhの蓄電池なら最大32時間連続で使用でき、8kWh/日ペースで太陽光発電を行えば最大72時間も連続で使用可能です。
SHARP
シャープは、2017〜2019年の3年連続で家庭用蓄電池システム出荷台数No. 1の企業です。
シャープ蓄電池の特徴はクラウド蓄電システムで、蓄電池とハイブリッドパワーコンディショナ、マルチエネルギーモニターがセットになっています。
蓄電池は下記4種類が販売されています。
- コンパクトタイプ「JH-WB1621」:4.2kWh
- ミドルタイプ「JH-WB1921/JH-WB1711」:6.5kWh
- 大容量タイプ「JH-WB1821」:8.4kWh
- 大容量/水害対応タイプ「JH-WB2021」:9.5kWh
一般的な蓄電池と異なる点は、従来は太陽光と蓄電池にパワーコンディショナが2台必要でしたが、1台にまとめられたところです。
設置機材が減って、低コスト・省スペースで設置できるようになりました。
シャープ蓄電池の特徴1.容量の選択肢が豊富
シャープの蓄電池の容量は組み合わせ次第で5種類あり、ご家庭にあった蓄電池を選択できます。
具体的には先ほどご紹介した4種類に加え、ミドルタイプのJH-WB1921を2台接続することで13.0kWhになる蓄電池の5種類です。
コスト重視で災害時にも最低限の機能で良い場合はコンパクトタイプを、できるだけ電気を自給自足したいご家庭には大容量タイプがおすすめです。
シャープ蓄電池の特徴2.クラウド上のCOCORO ENERGYと連携可能
HEMS機器を導入すると、蓄電池がクラウド上のCOCORO ENERGYと連携できるようになります。
気象情報などの外部情報やAIが学習する生活パターンから余剰電力を予測して、昼間の電気代が高い時間帯の電力購入を抑えて節約可能です。
さらに、地震発生後は余震による停電に備えて、AI予測に基づいて必要な電力量のみを蓄電池に自動充電し、災害が起きた際の停電対策と経済性を両立します。
京セラ
京セラは、蓄電池の国内主要メーカーのひとつで、国内で初めて住宅用太陽光発電システムを発売した企業です。
京セラの蓄電池は、世界初のクレイ型リチウムイオン電池を採用し、他のメーカーよりも低コストで導入しやすいのが特徴です。
主力製品の「 Enerezza(エネレッツァ)」は、2019年にグッドデザイン賞を受賞しました。
シンプルで、リビングに置いていてもインテリアに馴染むデザインです。
京セラ蓄電池の特徴1.クレイ型リチウムイオン電池によって高寿命・高安全性に
クレイ型リチウムイオン電池は、従来のリチウムイオン電池とは異なる構造で、電極に独自開発の電解液を練り込んで粘土状にして開発したものです。
発煙や発火などのリスクが最小限に抑えられて、安全性が高くなりました。
さらに、従来のリチウムイオン電池よりも寿命が1.5倍になりました。
京セラ蓄電池の特徴2.保証内容が手厚い
自然災害保証がついているメーカーは少なく、自分で火災保険などに加入して対策するのが一般的です。
一方で、京セラの蓄電池には、自然災害保証が付いているのが大きなメリットです。
機器・容量保証15年に加えて、自然災害保証10年がついています。
さらに、保証期間中は修理回数に制限がありません。
オムロン
オムロンの蓄電池は、奥行き・体積ともに世界最小クラスなのが特徴です。
サイズによる設置スペースの制限がほとんどなく、置き場所に悩んでいる方も安心の大きさです。
オムロンの蓄電池は大きく分けて下記の2種類です。
- ハイブリッド蓄電システム「KP48S2シリーズ」
- フレキシブル蓄電システム「KPACシリーズ」
ハイブリッド蓄電システムは、太陽光発電システムと蓄電システムで必要なパワーコンディショナとコンバーター、蓄電池が太陽光発電と連携しているものです。
一方で、フレキシブル蓄電システムは、太陽光発電用のハイブリッド蓄電システムで、自家発電した電力を生活スタイルに合わせて有効活用できます。
売電や蓄電、自家消費など、ご家庭の目的に合わせて使い分けられます。
オムロン蓄電池の特徴1.省スペースで大容量
オムロンの蓄電池は世界最小クラスで省スペースで設置できるだけでなく、電池の使用時間が長いのが特徴です。
6.5kWhの蓄電池ユニットで約19時間、9.8kWhの場合は約29時間と、停電した際も安心の大容量です。(※冷蔵庫や照明など合計300Wをフル充電で使用した場合)
オムロン蓄電池の特徴2.4つのモードに効果的に運転
オムロンの蓄電池は、生活スタイルに合わせて4つのモードを使い分けられます。
- グリーンモード:自家消費を優先する
- 経済モード:売電を優先する
- 安心モード:万が一に備えて蓄電残量の維持を優先する
- 停電時モード(自動モード):停電すると自動で切り替わる
停電すると自動でモードが切り替わり、あらかじめ決めておいた停電時に使用したい電化製品に自動で給電されます。
電気が復旧した後は、通常時の運転モードに自動で切り替わるので安心です。
ニチコン
ニチコンは、家庭用蓄電システムの国内累計販売台数No. 1を誇る企業です。
蓄電容量や蓄電方式により、さまざまな種類の蓄電池が販売されています。
主な蓄電池製品は下記の8つです。
- ESS-P1S1:コンパクトな蓄電池
- ESS-U3S1:高さ65cmで超コンパクト
- ESS-BS/ESS-BM:電気自動車と併用できるトライブリッド型
- ESS-U2M1:長時間の停電時も安心
- ESS-H2L1:最大5.9kWhの電気出力
- ESS-U2X1:業界最大クラスの蓄電容量
- ESS-U4M1:蓄電容量10kW以上の単機能蓄電池
- ESS-U4X1:蓄電容量16.6kWhのフラッグシップモデル
蓄電池を設置する目的や生活スタイルに合わせて、最適な製品を選択できます。
ニチコン蓄電池の特徴1.停電に強い
ニチコンの蓄電池にはAIが搭載されており、気象情報と連動しています。
そのため、雷警報が発令されると自動で充電を開始して、停電に備えてくれるので安心です。
さらに蓄電容量が大きい蓄電池を選べば、急な停電が起きても蓄電池のバックアップを活用して、生活に必要な電気の一部をまかえます。
ニチコン蓄電池の特徴2.電気自動車の充電にも対応
ニチコンの蓄電池のいちばんの特徴は、蓄電池と太陽光発電、電気自動車の3つに対応可能なトライブリッド蓄電システムです。
トライブリッド蓄電システムにより、一般的な蓄電池の機能だけでなく、自宅で電気自動車の充電もできます。
将来的に電気自動車を購入予定の場合は、充電に必要なV2Hの部分を増設・後付け可能です。
まとめ
最新の蓄電池と主要メーカーをご紹介しました。
蓄電池があると、停電時も安心です。
ご家庭の目的や生活スタイルに合わせて、最適な容量や大きさの蓄電池を選び、電気を上手に活用しましょう。
今回紹介した蓄電池以外にも、蓄電池を取り扱うメーカーはたくさんあります。
「どの蓄電池を選べばいいかわからない」という方は、お気軽にエコ未来応援隊にご相談ください。