2022年2月9日
【安いお買い得な機種はこれ!】Panasonicエコキュートの全てを解説

メーカーによって個性が出るエコキュート。
Panasonicのエコキュートには「AIエコナビ」や「ぬくもりチャージ」などの様々な機能がついており、その利便性の高さから消費者の評価が高いのが特徴です。
本記事ではPanasonicのエコキュートの価格や機種、それぞれの特長など詳しくご紹介します。エコキュート選びで迷っている方へ向けての選び方も紹介しているので、ぜひ参考ください。
Panasonicのエコキュートのラインナップ
現在Panasonicのエコキュートは一般地向けに10種類、寒冷地向けに3種類販売されています。タンク容量は195Lから560Lまで用意されており、給湯器のタイプも選ぶことができるため種類が豊富です。
家族人数によるおすすめのタンク容量・シリーズは以下のようになります。
家族人数 | タンク容量 | 一般地向けのシリーズ | 寒冷地向けのシリーズ |
5~8人 | 560L | B | なし |
3~7人 | 460L,370L | JP,J,N,NS,DF,W,H | FP,F,L |
2~4人 | 300L,195L | C,V | なし |
次にそれぞれのシリーズの特長について解説していきます。
Bシリーズ
BシリーズはPanasonicのエコキュートの中で一番容量が大きい商品になります。給湯タイプはフルオートのため、機能面で物足りなさを感じることはあまりないでしょう。
メーカーをPanasonicで考えており、家族人数が多い方にはBシリーズがおすすめです。
JPシリーズ
JPシリーズはPanasonicのエコキュートの中で唯一プレミアムクラスに位置するものです。
給湯タイプはパワフル高圧フルオートで、水圧が弱くなる心配もいりません。
また給湯保温効率が4.0と業界最高級の性能を持ち、省エネ性能は非常に高い商品です。
その分価格は上がってしまいますが、性能・機能重視で選ぶ方には満足できる商品になっています。
Jシリーズ
Jシリーズはパワフル高温フルオート・フルオート・セミオート・給湯専用タイプまで幅広く展開しているシリーズです。
Panasonicのエコキュートの中で最も一般的な商品となっており、機能面で特にこだわりがなければJシリーズをおすすめします。
フルオートまでは湯温セレクト・AIエコナビ・リズムeシャワープラス・ぬくもりチャージなどの代表的な機能が全て搭載されています。
そのため機能面でも充実したものを利用したい方におすすめの商品です。
Nシリーズ
Nシリーズは湯温セレクトやリズムeシャワープラスなどの機能がなく、価格が少し抑えられたモデルです。
本体価格は2万円ほど安いですが、機能がほぼなくなってしまいます。
そのため、便利機能を使いたい方にはおすすめできませんが、機能面にこだわりがなく少しでも安い価格で抑えたい方にはおすすめの商品となっています。
NSシリーズ
スタンダードクラスのエコキュートで、オープン価格で販売されています。
安いエコキュートを探している方にはおすすめの商品です。
湯温セレクトやリズムeシャワープラスなどの便利機能は搭載されていませんが、フルオートタイプとなっているので性能面で心配はいらないでしょう。
DFシリーズ
DFシリーズは床暖房機能がついたモデルです。
床下にお湯が流れて温められる仕組みになっており、静かで空気が汚れず、乾燥しにくいメリットがあります。
床暖房のエリアも決めることができ、1つのエリアのみ温めることも可能です。給湯タイプもフルオートと、性能も充実した商品となっています。
またミストを放出する機能がついているため、ホームサウナを楽しむことも可能です。美容効果に優れているので気にかけている方にはおすすめの商品です。
Wシリーズ
Wシリーズは設置スペースが限られている家庭におすすめの商品です。
3種類の便利機能の中では、リズムeシャワープラスのみが搭載されています。
ミドルクラスの薄型ですが、フルオートのため機能面でも普通の大きさのエコキュートと同じように利用することができます。
貯水ユニットの大きさは370Lで1843×1078×440mm(高さ×幅×奥行)と奥行が短くなっています(JPシリーズの同容量だと1810×600×680mm)。
分厚いエコキュートを薄くしたようなモデルと考えるとよいでしょう。
Hシリーズ
HシリーズもWシリーズと同様に薄型タイプです。
Hシリーズはスタンダードクラスとなっており、オープン価格での販売となっています。
便利機能は搭載されていませんが、安いエコキュートを探している方にはおすすめの商品です。
Cシリーズ
Cシリーズも省スペースのエコキュートですが、薄型ではなく背が低いタイプになります。
容量は300Lの一種類となっているため2〜4人家族におすすめの商品です。
おすすめとなる便利機能は搭載されていません。
Vシリーズ
Vシリーズも省スペース化された商品ですが、1890×440×560mmと幅と奥行きが短くなっており、細長いエコキュートになっています。
容量は195Lのみとなっているため、2〜4人家族におすすめの商品です。
設置面積が限られるマンションなどに最適なエコキュートとなっています。
Panasonicのエコキュートの価格
Panasonicのエコキュートは性能・機能面で業界トップクラスです。
そのため、安いエコキュートは少ないと言えます。
ただ、せっかく買うならいいものが欲しいという方には、Panasonicのエコキュートがおすすめです。
希望小売価格は以下のようになります。
実際には、希望小売価格の60〜70%ほど安い価格で販売されていることがほとんどです。
表示されている4割程度の価格が相場と考えるとよいでしょう。
価格は全て税込価格です。
また工事費用は別になります。
そして、一般地向け560Lの価格が下記です。
シリーズ | 給湯タイプ | 価格 |
B | フルオート | 1,074,700円 |
Panasonicのエコキュートで唯一の560Lとなります。
100万円を超えますが、6人以上の家族がいる家庭には安心の湯量となっています。
次に、一般地向けの3〜7人向けの価格です。
まずは460Lから見ていきましょう。
シリーズ | 給湯タイプ | 価格 |
JP | パワフル高圧フルオート | 1,115,400円 |
J | パワフル高圧フルオート | 1,006,500円 |
フルオート | 904,200円 | |
セミオート | 826,100円 | |
給湯専用 | 839,300円 | |
N | パワフル高圧フルオート | 1,091,200円 |
フルオート | 997,700円 | |
DF | フルオート | 1,045,000円 |
W | パワフル高圧フルオート | 1,144,000円 |
フルオート | 1,067,000円 |
100万円前後が相場になっています。
薄型や床暖房、便利機能がついている商品は100万円を超えるものが多いです。
次に、370Lの価格です。
シリーズ | 給湯タイプ | 価格 |
JP | パワフル高圧フルオート | 1,025,200円 |
J | パワフル高圧フルオート | 921,800円 |
フルオート | 819,500円 | |
セミオート | 729,300円 | |
給湯専用 | 742,500円 | |
N | パワフル高圧フルオート | 1,008,700円 |
フルオート | 915,200円 | |
DF | フルオート | 984,500円 |
W | パワフル高圧フルオート | 1,045,000円 |
フルオート | 964,700円 |
370Lは100万円を超えるものが少ないです。460Lの商品と比べると10万円ほど安いものが多くなっています。
次に家族人数が2〜4人向けの価格を見ていきましょう。
シリーズ | 給湯タイプ | 容量 | 価格 |
C | フルオート | 300 | 717,200円 |
V | フルオート | 195 | 811,800円 |
C、Vシリーズは省スペース化を実現しているため、容量の割には少し高くなっています。
最後に寒冷地向けの価格です。
外気温が-20℃を下回るような地域では、屋内設置型の寒冷地向けエコキュートを利用することになります。
表示価格は屋内設置用のものです。
シリーズ | 給湯タイプ | 容量 | 価格 |
FP | パワフル高圧フルオート | 460 | 1,184,700円 |
370 | 1,096,700円 | ||
F | パワフル高圧フルオート | 460 | 1,078,000円 |
370 | 995,500円 | ||
フルオート | 460 | 935,000円 | |
370 | 852,500円 | ||
給湯専用 | 460 | 888,800円 | |
370 | 799,700円 |
寒冷地向け仕様と室内設置用ということで通常のものより少し高くなっています。
Lシリーズがオープン価格となっているため、安い価格で済ませたい方はLシリーズを考えるとよいでしょう。
Panasonicのエコキュートの機能・特徴
Panasonicのエコキュートには、さまざまな便利機能が搭載されています。
ここでは、Panasonicのエコキュートの代表的な機能を紹介します。
湯温セレクト
湯温セレクトは浴槽の温度を設定できる機能です。
さらに湯浴タイマー機能が搭載されているため、「何℃のお湯に何分浸かるか」まで設定することができます。
設定温度を下げる際には、本来は水を加えて温度を下げる【さし水】が必要となりますが、その【さし水】をせずに熱交換で湯温を下げるため温度ムラが出にくく、水を足さないため節水にもなります。
AIエコナビ
AIエコナビはAIによって、浴槽の保温状態を管理するシステムです。
AIエコナビ機能がない場合、湯温を常に設定温度にする必要があるため、入浴していない時間にも加熱を行い湯浴が温められます。
そのため、浴室不在の時間が長くなった場合、それだけ無駄なエネルギーを使用することになります。
AIエコナビ機能がある場合は人が浴室に入るとセンサーが反応し、そこから湯温を設定温度まで上げます。
浴室に人がいない場合は加熱を行わないため、人がいない時間が長くなっても無駄にエネルギーを使うことがなく、入浴時に湯温を最適化することができます。
AIエコナビによって、最大35%のエネルギーを節約することができます。
その分、電気料金も安くすることができるため、購入者からも評価されている機能です。
リズムeシャワープラス
リズムeシャワープラスは、シャワーの流量を0.5秒周期で微小に変化させ、温度を40秒周期で約3℃変化させて省エネ・節水を行う機能です。
リズムeシャワープラスは省エネ・節水機能だけでなく、肌あたりも改善しています。
実際に行った調査では、肌あたりのやさしさ・リラックス感・のぼせ感・清涼感すべての項目で満足度が上がりました。
省エネ・節水と肌あたりの全てを改善できる機能として、世界から評価されています。
ぬくもりチャージ
ぬくもりチャージは、おふろの残り湯の熱をタンクに戻すことで夜間の沸き上げに必要なエネルギーを節約する機能です。
翌日分のお湯はりに必要なエネルギーを最大10%節約できる機能として、評価されている機能です。
無線LAN搭載コミュニケーションリモコン
Panasonicのリモコンは非常に見やすくわかりやすいです。
そのため、機械が苦手という方でも安心して利用することができます。
操作方法が分からない場合は音声で案内してくれる仕様となっているため、機械が苦手な方でもそのたびに説明書を開く必要がありません。
通話機能や残湯量表示などの機能も多く搭載されており、便利でわかりやすいと評価されているリモコンです。
災害対策機能
Panasonicのエコキュートは災害にも強い作りになっています。
一般的なエコキュートの貯水ユニットの脚は3本です。3本でも安全性は高いと言われてきましたが、地震などの自然災害が起こるたびにエコキュートが転倒するトラブルが起こっています。
一方Panasonicの貯水ユニットの脚は4本となっており、3本の脚よりも1.3倍の耐震強度を有しているため安心して利用することができます。
コンパクト設計
Panasonicのエコキュートには独自の真空断熱材が使用されているため、狭い敷地でも設置しやすくなっています。
集合住宅では設置スペースが狭く、エコキュートを導入できないところも多いです。
Panasonicではメーターボックスにも入るようなエコキュートが販売されているため、集合住宅への設置も可能になっています。
Panasonicのエコキュートの選び方
Panasonicのエコキュートは性能が高く使いやすいため、基本的な条件さえ合えば満足して利用することができるでしょう。
各家庭に最適なエコキュートは
- 居住環境
- 設置面積
- タンク容量
- 給湯タイプ
- 欲しい便利機能
の順で考えていくと見つかりやすいです。
安い買い物ではないので、本体はもちろん、施工会社もいくつか考慮したうえで購入するようにしましょう。
本体価格や工事金額は施工会社によって大きく異なるため、本体金額だけで決めるのではなく、合計金額を比較して購入することをおすすめします。
性能で選ぶならPanasonicのエコキュート
Panasonicのエコキュートは省エネ性・機能面で優れており、品質にこだわる家庭向けの商品となっています。
本記事を参考に、ぴったりなエコキュートを見つけてください。