2022年7月26日
ダイキンのエコキュートの特徴は?話題のウルトラファインバブルやおすすめのダイキンエコキュートを紹介

エコキュートで有名なメーカーといえば、パナソニックや三菱電機、ダイキンなどです。そのなかで、シェアトップを争っているパナソニックや三菱電機に比べると、ダイキンのエコキュートは知名度が低いと言えます。
しかし、ダイキンは空調メーカーとして培ったノウハウをエコキュートで駆使しており、ほかのメーカーと比べて性能の高い商品を販売しています。
そこで今回は、ダイキンのエコキュートの特徴について解説します。話題のウルトラファインバブルやおすすめのダイキンエコキュートを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ダイキンってどんなメーカー?
ダイキンは90年以上の歴史がある電機メーカーです。特に空調分野に力を入れており、日本初のパッケージ形エアコンの開発やビル用マルチエアコンなど販売などを行ってきました。
現在でも空調事業を始め、フッ素化学製品や換気事業、フィルタ事業など様々な分野でシェアを伸ばしており、日本を代表するメーカーの1つです。
ダイキンのエコキュートの特徴は?
ダイキンのエコキュートは他のメーカーの製品に比べて性能や水圧が高いなどの特徴があります。
エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットで構成された給湯器システムです。ヒートポンプユニットは空気を圧縮して熱を取り出す技術で、エアコンにも用いられています。
そのため、ダイキンのエコキュートには空調機部門で培われたノウハウが使用されています。
例えば、一般的なエコキュートメーカーだとヒ2ートポンプユニットが故障した場合、貯湯タンクユニットと一緒に交換します。しかし、ダイキンは交換用のヒートポンプユニットがあるので、素早くトラブルに対応できます。
また、ダイキンのパワフル高圧タイプは水圧が320kPaと業界トップクラスの数値となっています。他のメーカーで水圧が強いモデルでも、290kPa~310kPaなのを考えると、ダイキンエコキュートの水圧は魅力的です。
ほかにも、ダイキンのエコキュートでは、全機種が井戸水に対応、株式会社バスクリンのにごり湯タイプの入浴剤が使用できるなどの特徴もあります。
パナソニックや三菱電機に比べるとシェアや知名度では劣っていますが、エコキュートのスペックは遜色ありません。
ダイキンのエコキュートのラインナップは?
ダイキンのエコキュートは給湯方法の違いにより、次の3つに分かれています。
シリーズ | 概要 | |
---|---|---|
フルオートタイプ | 角型Xシリーズ パワフル高圧 | ダイキンエコキュートのハイエンドモデル全ての機能を搭載している |
角型 パワフル高圧 | ダイキンの機能の多くを搭載している | |
角型 | フルオートタイプのスタンダードモデル | |
薄型Xシリーズ パワフル高圧 | 貯湯タンクユニットがスリムなサイズとなっている | |
薄型 パワフル高圧 | ダイキンの機能の多くを搭載しており、貯湯タンクユニットがスリム | |
角型 寒冷地仕様 パワフル高圧 | 水圧が強く、寒冷地でも使用できるフルオートタイプ | |
オートタイプ | 角型 パワフル高圧 | 設定した湯量・湯温でお湯はりが可能 |
給湯専用らくタイプ | 角型 パワフル高圧 | 水圧が強く、シンプルな給湯専用タイプ |
角型 | コストが最も抑えられているシリーズ | |
角型 寒冷地仕様 パワフル高圧 | 水圧が強く、寒冷地で使用できる給湯専用タイプ |
ダイキンエコキュートのフルオートタイプはXシリーズとノーマルに分かれています。Xシリーズはダイキンエコキュートの全ての機能を搭載しているため、お風呂の時間を快適に過ごしたい方におすすめです。
Xシリーズの名称が付いていないエコキュートは、年間給湯保温効率がXシリーズより低いです。ウルトラファインバブルや温浴タイムなどの便利な機能は搭載されていますが、購入時にしっかりと確認しましょう。
オートタイプは風呂のお湯はりをボタン1つで行えますが、自動保温や自動たし湯、追い焚きなどの機能はありません。また、ウルトラファインバブルと温浴タイムは搭載されていませんので、これらの機能が必要な方はフルオートタイプを選ぶようにしましょう。
給湯専用らくタイプは蛇口からお湯を給湯するタイプです。自分で湯量や湯温を調整するため、コストパフォーマンスを抑えたい方におすすめのシリーズになります。
ダイキンエコキュートは他のメーカーと比べるとラインナップが少ないと言えます。しかし、ラインナップが少ないということは選ぶ際に迷うことが少なくなるというメリットでもあります。
また、ラインナップを絞ることで、生産する部品の種類が少なくなるので在庫を確保しやすくなり、価格や性能に還元できるなどのメリットもあります。
ダイキンのエコキュートの機能は?
ダイキンのエコキュートの代表的な機能は以下のとおりです。
- ウルトラファインバブル
- 温浴タイム
- ターボ沸き上げ
上記の機能について順番に解説します。
ウルトラファインバブル
ウルトラファインバブルとは、0.001ミリ未満の微細な泡が浴槽内部に充満することで、極上のバスタイムを体験できる機能です。ウルトラファインバブルの主な効果は以下のとおりです。
概要 | |
---|---|
温浴効果 | 微細な泡が全身を包むことで身体の芯まで温まるようになる 入浴後も湯冷めしにくくなる |
美肌効果 | 微細な泡が角質層まで浸透するので、肌に潤いを与える |
洗浄効果 | 微細な泡が弾ける際の圧力により、しわの間に挟まった汚れもスッキリと落とす |
0.001ミリ未満の微細な泡はお湯のなかに長く留まる性質があり、弾ける際に汚れを落とします。そのため、ウルトラファインバブルを使うと、表の3つの効果を期待できます。また、残り湯を洗濯機やお風呂掃除に用いると汚れが落ちやすくなります。
ただし、ウルトラファインバブルはフルオートタイプのオプション装備です。ダイキンのウルトラファインバブルに興味がある方は、フルオートタイプを選択し、オプション装備を付け忘れないようにしましょう。
温浴タイム
ダイキンのエコキュートでは、お好みの湯温モードをリモコンで簡単に選ぶことができます。温浴タイムの湯温モードは次の4つです。
- あつめ…風呂設定温度から1℃上げる
- ぬるめ…風呂設定温度から1℃下げる
- いつもと同じ…風呂設定温度にする
- さらにぬるめ…風呂設定温度から2℃下げる
選んだ湯温モードの設定温度に、お湯の温度を保ちます。また、浴槽のお湯を循環させるので、配管内の冷めたお湯が流れ込むようなこともありません。風呂時間を快適に過ごしたい方におすすめの機能になります。
ターボ沸き上げ
エコキュートは空気を圧縮して熱を取り出してお湯を作る給湯器システムです。そのため、外気温が低い冬場は給湯効率が下がる傾向があります。
ダイキンのエコキュートは全てのシリーズでターボ沸き上げ機能を搭載しています。外気温が低い冬場で沸き上げ能力が低下すると、自動でパワーアップする機能です。
料金の安い夜間時間に沸き上げが終了するように自動制御する機能なので、余分な電気料金が発生しないようにコントロールできます。
また、あらかじめ霜取りという機能も付いているので、給湯能力が下がりづらいのもダイキンのエコキュートの特徴と言えます。
おすすめのダイキンのエコキュートは?
エコ未来応援隊で販売している商品のなかで、おすすめのダイキンのエコキュートは「EQN37WFV」です。次の表は、EQN37WFVのスペックをまとめたものになります。
型番 | EQN37WFV |
---|---|
給湯タイプ | フルオート |
シリーズ | 角型 |
貯湯タンクユニットの形状 | 角型 |
貯湯容量 | 370L(3人~5人用) |
貯湯タンクユニットのサイズ(高さ×横幅×奥行) | 1825mm×630mm×730mm |
ヒートポンプユニットのサイズ(高さ×横幅×奥行) | 635mm×825(+74)mm×320mm |
その他 | ウルトラファインバブル(別売品)温浴タイムツイン給湯ECHONET Lite規格&AIF認証対応耐震クラスA全電力メニューにフル対応スタイリッシュリモコン |
EQN37WFVはダイキンのエコキュートにおけるスタンダードなフルオートタイプです。
ウルトラファインバブルや温浴タイムなどの代表的な機能を搭載しているため、お風呂の時間を快適にしたい方でも満足できます。
ただし、Xシリーズやパワフル高圧タイプに比べると次のポイントが異なります。
- 水圧が210kPa
- 年間給湯効率が低い
特に重要なのがシャワーの水圧です。2022年以降に販売したダイキンエコキュートの水圧は、高圧給湯タイプだと210kPa、パワフル高圧タイプだと320kPaとなっています。
一般的なエコキュートの高圧給湯タイプは170kPaに対して210kPaは魅力的な数値ではありますが、パワフル高圧タイプに比べると低いです。
そのため、EQN37WFVはコストパフォーマンスに優れているが、シャワーの水圧が弱く感じる可能性があると覚えておきましょう。
まとめ
以上が、ダイキンのエコキュートの解説になります。ダイキンはフルオートタイプ、オートタイプ、給湯専用らくタイプの3種類があり、給湯効率の高いXシリーズ、パワフル高圧タイプ、スタンダードなモデルなどに分かれています。
ラインナップが豊富でなく、シリーズごとに性能や機能の差が少ないという特徴があります。そのため、エコキュートを選ぶ際に迷うことが少なく、グレードの低い商品でも満足度が高くなる傾向があります。
エコ未来応援隊では、ダイキンエコキュートのフルオートタイプの「EQN37WFV」をはじめ、給湯専用から塩害地使用など全機種を販売しております。エコ未来応援隊だけの特別価格ですが、機器の設置個所や建物の構造によりお見積内容が異なるケースがございますのでご検討の際はお気軽にお問い合わせください。
これまでに総施工件数14,000件を突破しており、多くのお客様に喜んで頂いております。お見積りやお問い合わせは無料なので、ダイキンエコキュートでご相談がありましたら、ぜひご連絡ください。