2022年9月2日
ポータブル電源とソーラーパネルはリモートワークで大活躍|ソーラーパネルの選び方とおすすめ3製品をご紹介

自宅でリモートワークをしていると、電気代が気になりますよね。
リモートワークでは、それまで会社が負担してくれていた部屋の照明、パソコンやスマホの充電などを、すべて自分で負担しなければなりません。
そこで提案したいのが、ポータブル電源とソーラーパネルで、リモートワークに必要な電気を自家発電すること。
電気代の節約に繋がるだけでなく、ちょっとした自給自足気分を味わえますよ。
今回は、ポータブルソーラーパネルを使って、リモートワークに必要な電気をどのくらい発電できるのかを調査しました。
ソーラーパネルの選び方や、おすすめのソーラーパネル3製品もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
リモートワーク用電気をソーラーパネルで発電できるか
「リモートワーク中の電気代が気になる…」
「マンション住まいだから、屋根の上にソーラーパネルを乗せられない…」
そんな時に活躍するのが、ポータブル電源とソーラーパネルです。
ポータブル電源は、基本的に自宅のコンセントから充電しますが、ソーラーパネルとセットで使えば、自宅の電気を使わずに充電可能です。
ポータブル電源とソーラーパネルを接続して、ソーラーパネルを直射日光に当てるだけで、手軽に自家発電できますよ。
今回は、マンションのベランダにポータブルソーラーパネルを設置すると仮定して、ポータブル電源へ蓄電された電気でリモートワークできるのか調査しました。
マンションベランダのソーラーパネルで200Whを発電!
まずは、リモートワークで使うノートパソコンの消費電力から、必要な電力量(=Wh)を算出してみましょう。
ノートパソコンの1時間あたりの消費電力は、およそ20〜30W。
8時間の勤務を想定すると、160〜240Whの電気を発電できれば、快適にリモートワークできそうです。
晴れの日のマンションのベランダで、100Wのポータブルソーラーパネルを設置すると、発電量はおよそ50W前後で推移します。
1日の日照時間は約5時間ですので、約250Whの発電が可能となる計算です。
つまり、マンションのベランダでも、ノートパソコンで作業する分の電力は、ポータブル電源とソーラーパネルで十分にまかなえると言えるでしょう。
折りたたみソーラーパネルの選び方
日本で手に入るソーラーパネルは、ほとんど海外製のため「取扱説明書を読めるかな」「すぐ壊れたりしないかな」そんな不安もあるかもしれません。
折りたたみソーラーパネルを選ぶ時は、次の4つのポイントに注目しましょう。
1.出力が高いもの
2.USBポートの種類
3.防水・防塵タイプかどうか
4.持ち運びのしやすさ
1.出力が高いもの
ソーラーパネルに記載されている出力は、発電の好条件が揃った時の”最高出力”です。
日差しが陰ったり曇ったりすると、当然出力は落ちますので、なるべく高出力なソーラーパネルを選びましょう。
基準としては「80W〜120W」と表記されていれば、高出力なソーラーパネルと言えます。
ソーラーパネルに使われているパネルの中でも、特に発電変換効率が高いのは「単結晶パネル」です。
パネルに使用されている結晶が規則正しく並んでいて、発電ロスが少ないため、効率的に発電できます。
このほかにも「変換効率20%以上」と書かれているものは、発電性能に優れているため安心です。
2.出力端子の種類
リモートワークでは、ノートパソコンやスマホ、タブレットなど、複数の端末を同時に使うことも多いですよね。
USBポートが付帯されたソーラーパネルなら、同時に複数のモバイル端末を充電できます。
特にノートパソコンを充電したい場合は、USBーCに対応していると便利です。
ソーラーパネルのUSBポートが、急速充電規格に対応しているかどうかも、事前に確認しておくと安心でしょう。
お手持ちの充電ケーブルが、急速充電規格に対応したものであれば、フルスピード充電も可能です。
3.防水・防塵タイプかどうか
マンションのベランダで使用している最中、にわか雨など急な天候の変化で、ソーラーパネルが濡れてしまう可能性もゼロではありません。
また、折りたたみ式ソーラーパネルは、床に立てて設置する場合も多く、埃や空気中の塵をかぶりやすいです。
ソーラーパネルの故障を防ぐためにも、防水や防塵タイプのものを選んでおくと安心でしょう。
防水防塵機能は「IP」で表記されており、現在の最高水準は「IP68」になります。
4.持ち運びのしやすさ
マンションのベランダで使用している最中、にわか雨など急な天候の変化で、ソーラーパネルが濡れてしまう可能性もゼロではありません。
また、折りたたみ式ソーラーパネルは、床に立てて設置する場合も多く、埃や空気中の塵をかぶりやすいです。
ソーラーパネルの故障を防ぐためにも、防水や防塵タイプのものを選んでおくと安心でしょう。
防水防塵機能は「IP」で表記されており、現在の最高水準は「IP68」になります。
直射日光が届かなくなると発電量は激減
ソーラーパネルは、直射日光が当たったときに、最も発電します。
昼間で外が明るくても、ソーラーパネルに直射日光が当たらなければ、ほとんど発電できないため注意が必要です。
マンションのベランダで発電する際は、フェンスなどで日差しが遮られないように高さのある台に乗せたり、太陽の移動に合
わせてソーラーパネルの位置を移動させたりして、直射日光が当たるように工夫しましょう。
ソーラーパネルで発電効率を上げる条件
ソーラーパネルは、直射日光が当たったときに、最も発電します。
昼間で外が明るくても、ソーラーパネルに直射日光が当たらなければ、ほとんど発電できないため注意が必要です。
マンションのベランダで発電する際は、フェンスなどで日差しが遮られないように高さのある台に乗せたり、太陽の移動に合
わせてソーラーパネルの位置を移動させたりして、直射日光が当たるように工夫しましょう。
太陽光に対して垂直に立てる
ソーラーパネルに記載されている出力は、発電の好条件が揃った時の”最高出力”です。
日差しが陰ったり曇ったりすると、当然出力は落ちますので、なるべく高出力なソーラーパネルを選びましょう。
基準としては「80W〜120W」と表記されていれば、高出力なソーラーパネルと言えます。
ソーラーパネルに使われているパネルの中でも、特に発電変換効率が高いのは「単結晶パネル」です。
パネルに使用されている結晶が規則正しく並んでいて、発電ロスが少ないため、効率的に発電できます。
このほかにも「変換効率20%以上」と書かれているものは、発電性能に優れているため安心です。
日照ピークの11~13時に発電する
ソーラーパネルの発電量は、1日の中でも大きく推移します。
1日あたり約5時間の日照時間のうち、最も発電量が多い時間帯は、11〜13時です。
日差しの強い真夏は、発電効率が良いように感じますが、気温が高すぎると、発電効率はむしろ落ちてしまうことがあります。
ソーラーパネルが熱を持ちすぎないためにも、防水機能に優れたものを選んで、酷暑日にはパネルに冷水をかけるなどし、過度な熱から守ることが大切です。
おすすめの折りたたみソーラーパネル
品質や価格など総合的な観点から、おすすめのポータブルソーラーパネルを、3点厳選しました。
ソーラーパネルの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Anker(アンカー)625SolarPanel(100W)
商品名 | Anker 625SolarPanel(100W) |
価格 | 34,900円(税込) |
出力 | 100W |
変換効率 | 23.5% |
出力ポート | USB-C : 15W (5V / 3A)
USB-A : 12W (5V / 2.4A) |
防水・防塵 | ー |
サイズ | 約1,446 x 525 x 45mm |
収納サイズ | 約525 x 470 x 85mm |
重量 | 約5Kg |
世界ナンバー1のモバイル充電ブランド「Anker(アンカー)」のソーラーパネルです。
単結晶パネルを使用しており、23.5%の高変換効率を実現しています。
USB-CとUSB-Aの2つのポートが搭載されているので、スマホやタブレット端末を同時に充電可能です。
太陽光を感知する測定器がついており、そのときの太陽の位置に合わせて、パネルを最適な向きへ設置できます。
Jackery(ジャクリ)SolarSaga100
商品名 | Jackery SolarSaga100 |
価格 | 34,800円(税込) |
出力 | 100W |
変換効率 | 23.7~24% |
出力ポート | USBーA:5V/2.4A
USBーC:5V/3A |
防水・防塵 | IP65 |
サイズ | 1220×535×20mm |
収納サイズ | 610×535×35mm |
重量 | 約4Kg |
「Jackery(ジャクリ)」は、Appleのエンジニアが立ち上げたアウトドアメーカーです。
ポータブル電源などを販売する国内メーカー「ケンウッド」と提携しているため、展開しているソーラーパネルも、最先端の単結晶パネル搭載、変換率24%などと高性能です。
同メーカーの全てのポータブル電源シリーズに対応しています。
IP65の防水・防塵機能に優れた高耐久素材を使用しているため、多少の雨に濡れてしまっても安心です。
ALLPOWERS(オールパワーズ)ソーラーパネル18V100W
商品名 | ALLPOWERS ソーラーパネル18V100W |
価格 | 15,999円(税込) |
出力 | 100W |
変換効率 | 22% |
出力ポート | ー |
防水・防塵 | IP65 |
サイズ | 122×65×1cm |
収納サイズ | 51×65×3cm |
重量 | 3.6Kg |
Amazon限定ブランドの「ALLPOWERS(オールパワーズ)」は、
ほとんどのポータブル電源に対応できる互換性の高さが魅力です。
最大22%の交換率で、IP65と十分な耐久性を備えつつ、他メーカー製品に比べてもお手頃価格となっています。
ポータブル電源だけでリモートワーク1日分は十分にまかなえる
今回の調査では、マンションのベランダに設置したポータブル電源とソーラーパネルで、リモートワーク1日分の電気をまかなえることが分かりました。
専用発電機が必要だったり、専門的な知識や技術が不可欠だったりする、風力・火力・原子力などの発電方法に比べ、太陽光発電はとても手軽な方法です。
今回のように、マンションのベランダにソーラーパネルを設置すれば、いつでも発電できて節約にも役立ちます。
ポータブル電源とソーラーパネルは、もしもの時やアウトドアだけでなく、リモートワークなどの日常使いにもぜひ役立ててくださいね。