2022年10月5日
住宅用蓄電池の価格相場とおすすめメーカー7選!安く導入する方法を紹介

住宅用蓄電池の導入を検討しているときに、一番気になるのは価格ですよね。
住宅用蓄電池の価格はメーカーや容量、販売店によって異なりますが、導入する際の相場は80〜200万円ほどです。
ライフスタイルや太陽光発電容量などによって設置すべき蓄電池の容量は異なるので、ご家庭によって導入価格も大きく変わります。
この記事では、住宅用蓄電池の価格相場や主なメーカーと商品、安く導入する方法などをまとめました。
住宅用蓄電池の導入を検討するにあたり、価格が気になっている方は参考にしてくださいね。
住宅用蓄電池の価格相場
住宅用蓄電池の本体価格の相場は、50〜200万円ほどです。
蓄電池の種類 | 本体価格相場 |
鉛蓄電池 | 5万円/kWh |
リチウムイオン蓄電池 | 20万円/kWh |
NAS蓄電池 | 4万円/kWh |
ニッケル水素電池 | 10万円/kWh |
蓄電池の種類の中で最も家庭用に向いているのは、小型かつ軽量、長寿命で充電時間が短いリチウムイオン蓄電池です。
人気の高い7〜8kWhの住宅用リチウムイオン蓄電池を導入する場合は、140万〜160万円が相場となります。
住宅用蓄電池の導入にかかる費用
住宅用蓄電池を導入する際の価格相場は表のとおりです。
容量 | 本体価格+工事費・諸経費 |
4〜7kWh | 80〜160万円 |
8〜11kWh | 160〜220万円 |
12〜16kWh | 220〜280万円 |
蓄電池を導入するときにかかる費用の内訳は、以下のとおりです。
- 本体
- 工事費
- 保証費用
- アフターサポート費用
ただし、販売店によっては配線工事費用や諸経費などかかる費用が異なるため、事前に見積りで内訳金額を確認しましょう。
販売店によっては価格を据え置きにして、保証やアフターサポートをカットしているケースもあります。
したがって、住宅用蓄電池を導入する際は、価格と機能、サービス内容を総合的に見て比較検討することが大切です。
住宅用蓄電池の主なメーカー・商品7選比較
住宅用蓄電池で人気のメーカー7社とそれぞれの人気製品を厳選しました。
各商品のメーカー小売希望価格を記載しておりますが、エコ未来応援隊では激安特価でご提供できる商品も多数ございます。
実際の導入費用はお気軽にお問合せください。
パナソニック
パナソニックは、80年以上も電池を生産し続けるパイオニアであり、信頼性と安全性の高さが魅力です。
パナソニックの蓄電システムは業界最多の豊富なラインナップで、3.5kWh〜12.6kWhの9つの容量の蓄電池があります。
組み合わせると蓄電容量は最大37.8kWhにもなり、ご家庭に合った住宅用蓄電池を導入できます。
おすすめ蓄電池 | リチウムイオン蓄電システム |
品番 | LJB2263 |
希望小売価格(税込) | 1,705,000円 |
蓄電容量 | 6.3kWh |
サイズ | 649×646×333mm |
重量 | 約85kg |
メーカー保証 | 10年 |
ニチコン
ニチコンは、住宅用蓄電システムの累計販売台数国内No. 1の実績のあるトップメーカーです。
ニチコンの蓄電池の特徴は、蓄電池と太陽光パネル、電気自動車の3つに対応したトライハイブリッド蓄電システムです。
一般的な蓄電池の機能の他に、電気自動車を自宅で充電するV2H機能が利用できます。
おすすめ蓄電池 | 蓄電池ユニット |
品番 | ES-T3M1 |
希望小売価格(税込) | 1,870,000円 |
蓄電容量 | 7.4kWh |
サイズ | 540×418×230mm |
重量 | 61kg |
メーカー保証 | 10年 |
京セラ
京セラの蓄電池は、デザイン性に優れているのが特徴です。
京セラのリチウムイオン蓄電システム「エネレッツァ」は、2019年度グッドデザインアワードや2020年日経優秀製品・サービス賞、日経産業新聞賞を受賞しました。
エネレッツァには、蓄電池ユニットとパワーコンディショナ、通信モデム、リモコン、リモコンケーブル20mなどが含まれています。
おすすめ蓄電池 | Enerezza(エネレッツァ) |
品番 | EGS-LM0500 |
希望小売価格(税込) | 2,310,000円 |
蓄電容量 | 5kWh |
サイズ | 485×562×280mm |
重量 | 約64kg |
メーカー保証 | 15年 |
シャープ
シャープの蓄電池は、住宅用蓄電池をクラウド上のHEMSサービス(COCORO ENERGY)と連携することで、AIによりさらに賢く蓄電池を使えるのが魅力です。
COCORO ENERGYは、太陽光発電の実家消費率の向上や雷注意報と連動して停電に備えて自動で蓄電池に充電する機能が評価されて、令和2年度新エネ大賞を受賞しました。
また、シャープの蓄電池はスリムで設置スペースを選ばないのが特徴です。
おすすめ蓄電池 | クラウド蓄電池システム |
品番 | JH-WB1921 |
希望小売価格(税込) | – |
蓄電容量 | 6.5kWh |
サイズ | 560×320×575mm |
重量 | 約74kg |
メーカー保証 | 10年 |
オムロン
オムロンの蓄電池の特徴は、豊富なラインナップです。
長寿命タイプや容量重視タイプ、コンパクト設計なのに大容量タイプなどがあり、ライフ数タイルに合わせて選択できます。
KPACシリーズは、体積・奥行きともに世界最小クラスで、置き場所に困りません。
おすすめ蓄電池 | 蓄電池ユニット |
品番 | KP-BU65-A |
希望小売価格(税込) | – |
蓄電容量 | 6.5kWh |
サイズ | 452×656×120mm |
重量 | 約52kg |
メーカー保証 | 15年 |
コネックスシステムズ
コネックスシステムズの蓄電池は、独自技術の「バインド電池」を使用しています。
バインド電池は、リチウムイオン電池と水系電池を特許技術で接合した新しい電池です。
高価なリチウムイオン電池に安価な鉛電池を組み合わせているため、一般的なリチウムイオン電池よりも約40%ほどコスト低減されているのが魅力です。
おすすめ蓄電池 | 家庭用蓄電システム |
品番 | BB0040CT4 |
希望小売価格(税込) | 2,468,000円 |
蓄電容量 | 4.0kWh |
サイズ | 650×300×900mm |
重量 | 約110kg |
メーカー保証 | 10年 |
ネクストエナジー
ネクストエナジーは、太陽電池モジュールや蓄電システムなどを手がけるメーカーです。
ネクストエナジーの特徴は、停電時もエアコンを使用できるほど大容量・高出力であることです。
また、急速充電にも対応しており、コンセントに差し込み180分でフル充電できます。
おすすめ蓄電池 | iedenchi-Hybrid |
品番 | NXA-LU30100 |
希望小売価格(税込) | 3,575,000円 |
蓄電容量 | 10.24kWh |
サイズ | 870×870×350mm |
重量 | 約148kg |
メーカー保証 | 10年 |
住宅用蓄電池を安く買う方法
住宅用蓄電池の導入費用は高額ですが、これから紹介する4つの方法によって安くで購入できる可能性があります。
なるべく安い価格で導入したい方は、参考にしてくださいね。
補助金の活用
国や多くの自治体で、住宅用蓄電池導入の補助金制度を行なっています。
国が実施する蓄電池補助金制度と補助金額は、以下の3つです。
国の補助金制度 | 補助金額 |
DER補助金 | 3.7万円/kWhまたは設備・工事費の1/3 |
ZEH補助金 | 55万円〜112万円/戸 |
ストレージパリティ補助金 | 5.2万円/kWh(間接補助対象経費の1/3) |
国内であれば住んでいる地域は限定されず、要件を満たせば申請できます。
補助金の種類によって、蓄電システム以外の部分で要件を指定される場合もあるので、詳細は各自補助金の公式ページでご確認ください。
また、自治体が実施している蓄電池補助金の公募要件や補助金額は、自治体によって異なります。
まずは、お住まいの地域が補助金制度を実施しているかどうかを確認しましょう。
蓄電池補助金を実施している自治体は、こちらの「補助金について」をご確認ください。
型落ちの蓄電池を購入する
販売店に型落ちの蓄電池の在庫がある場合、安くで導入できる可能性があります。
型落ちとはいえ、機能や容量に問題があるわけではないので、最新の性能にこだわりがない方にはおすすめです。
予算が決まっている場合は販売店に相談して、予算内で導入できる住宅用蓄電池を提案してもらうといいでしょう。
容量が大きいほどkWhあたりの価格が安い
蓄電池の1kWhあたりの価格は、容量が大きいほど安くなります。
1kWhあたりの単価と相場価格を比較すると以下のとおりです。
蓄電容量 | 相場価格 | 1kWhあたりの価格 |
4.0kWh | 約130万円 | 32万円/kWh |
16.6kWh | 約250万円 | 15万円/kWh |
相見積りで安い販売店を探す
住宅用蓄電池の導入価格は、蓄電池の種類だけでなく、販売店によっても異なります。
そのため、相場を知るためにも相見積りを取ってサービス内容と価格を総合的に見て納得のいく販売店に依頼しましょう。
エコ未来応援隊には、当店限定の激安特価でご提供可能な住宅用蓄電池もございます。
ご相談やお見積りは無料です。
補助金の相談も承っておりますので、導入を検討している方はお気軽にご相談ください。
住宅用蓄電池のメリット
住宅用蓄電池を導入する3つのメリットをご紹介します。
停電時も電力を確保できる
蓄電池があると太陽光発電で作った電気を貯めておけるので、停電が起きても安心です。
太陽光によって日中に充電すれば、夜間もいつも通りに電気を使用できます。
太陽光発電だけでは停電時に利用できる電力に限りがありますが、蓄電池を併用して停電時も使えるようにすれば、災害時にも役立ちます。
毎月の電気代を節約できる
住宅用蓄電池の導入により節約できる金額は、1ヶ月で5,000〜1万円ほどです。
昼間に太陽光発電で電気を蓄電池に貯めれば、夜間は放電して節電できます。
太陽光で発電した電気は、もちろん0円です。
また、夜間に電気を貯めて朝方に放電する方法も、電気代の節約につながります。
電力会社と契約しているプランによって異なりますが、夜間の電気代が安いプランを契約しているご家庭は節電効果が高くなります。
卒FITの方も長期的に見ると経済的にお得
たとえば2009年に適用されたFITなら1kWhあたり48円で買取されていましたが、卒FIT後は大手電力会社でも買取価格が7〜9円に下落します。
そこで、卒FIT後は電気を売るのではなく、蓄電池を導入して電気を貯めて使うという選択です。
太陽光発電と蓄電池の併用により、電気をなるべく買わずに太陽光発電だけでまかなえるので、長期的に見ると電気代の節約につながります。
住宅用蓄電池のデメリット
住宅用蓄電池の3つのデメリットをご紹介します。
価格が高い
住宅用蓄電池の価格相場は、80〜200万円と決して安くありません。
太陽光発電システムとセットで導入する場合は、200〜300万円ほどになります。
住宅用蓄電池には国や自治体の補助金制度があるので、うまく活用して少しでも安くで導入しましょう。
充電できる回数に限りがある
住宅用蓄電池には寿命があります。
蓄電池の寿命は「サイクル」で表記されており、2022年時点で販売されている住宅用蓄電池のサイクルは6,000〜12,000サイクルです。
年数に換算すると15年ほどになり、寿命が尽きたら交換しなければいけません。
設置スペースが必要
住宅用蓄電池は、以前に比べると小さくなってきましたが、それでもエアコンに室外機ほどのスペースが必要です。
また、屋外に設置する場合は直射日光が当たらない、高温多湿ではないといった条件があります。
屋内に設置する場合も若干の運転音が発生します。
したがって、蓄電池の種類に応じて最適な設置スペースを確保しなければいけません。
住宅用蓄電池の価格は見積りで確認しよう
蓄電池の価格は、実際に見積りを取らないと正確な金額がわかりません。
本体価格の他に、設置工事や電気系統の工事費用などもかかるので、導入を検討し始めたらまずは販売店に見積りを依頼しましょう。
見積りを出す際に、価格に差が出るのは以下のパターンです。
- すでに太陽光発電を設置している
- 同時に太陽光発電を導入する
- 有料の保証サービスを付ける
ご家庭や販売店などによって、蓄電池を導入するときのトータルコストは変わり、今回紹介している価格よりも安くで導入できる可能性もあります。
まずは見積りを依頼して比較検討してくださいね。
エコ未来応援隊では、メールやLINE、電話にて専任アドバイザーが相談を承っております。
見積りを確認したい方や補助金を利用できるか知りたい方は、お気軽にご相談ください。